Musica Argentina Brasileira All Frontiers


by sh2o

Kabusacki@Canolfan

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実は最初はギター3本ということで「ギタークラフトみたいだったら…」とちょっと心配だったが全くの杞憂だった。
カブサッキのギターはなつかしいROCKサインド、ウィ~ンと動物の鳴き声、空に爪を立てるアルペジオ、そっと地面を掘り進むアルペジオ。またはカブサッキのギターはカリヨンのごとし。遠くに近くに耳の産毛を剃る微妙な快感を思い出す。Keiのギターは嵐の森の一夜のよう。轟音と静寂が、枝と木の葉が打ち鳴らし切り裂く音がする。DUB MARRONICSは機械仕掛けのミミズのよう。這いずり進み延び縮む。このようにいないと思えば壁に潜む耳のある機会仕掛けのミミズ。"Kirie"もいいセッションアルバムだったがこの日のライブセッションのほうが根っ子をも震わす弛緩の刺激にあふれるカブサッキならではのものだったように思う。
深紅の潮溜まりを漂っている…何かの境界にいるような奇妙な夢心地。会場のCanolfanから一歩外に出たとき、今までの現実とはちょっと違っていたような、そんな気持ちがたまらなく大切に思えるようなそんな一日。
2年ぶりに会ったカブサッキの変わらぬ暖かい眼差しもそれは素敵で、この眼差しからあの音楽が生まれてくるのだろうな、と感動を新たにしてそっと臼闇の中へと再び歩きだす。
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by sh2o | 2004-11-15 22:32 | Argentina