Musica Argentina Brasileira All Frontiers


by sh2o

Casazza・Luquez "retrato en blanco u negro"

a0023718_18391684.jpgアルゼンチンはロサリオにあるレーベルBlueArt Recordsの新譜は、ギタリストCarlos CasazzaとピアニストLeonel Luquezのデュオアルバム。
ミルトン・ナシメントの"San Vincent"で始まり続いてJobimの"Retrao em blanco y negro"。余韻の深いLeonel LuquezのピアノとCarlos Cassazaのギター。絨毯にはっきり足音さえ残していくような、しかし姿はすでに風のようにその場にはない。残るのは感情のしこりではなく彷徨う思い出。そしてRalph Townerの"Icarus" "Beneath an evening sky"と続く。 "Beneath an evening sky"は大好きな曲。後悔を流し去る雨音のようなピアノに対し、ギターは連想を押しとどめられない懺悔のように一音一音が剥き出しの首筋に響く。
シンプルな音の重なりは、霜が落ちそして解けていく光景。静かでいていつの間にか世界が変わる、そんな隠された美しさに触れることのできるアルバム。
首筋にいつの間にか残された香りが消えるとき、はっきりと思い出して葬るあのときの感情。何かにさよならを言うときにこのアルバムを聴く。多分。
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by sh2o | 2005-01-22 18:38 | Argentina