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by sh2o

Daniele Di Bonaventura"Improvisation"

a0023718_2117752.jpgサルディーニャ島出身のサックス奏者Enzo Favataのグループに参加していることで知ったDaniele Di Bonaventura。Enzoのグループでは主にバンドネオンを弾き、Enzoのサックスとともに太陽に照らされた広がっていく哀感を奏でている。
さてこのアルバム"Improvisation"はパーカッション奏者Alfredo Lavianoとのデュオアルバム。1996年の作品。全4曲で、1曲目がDanieleのピアノとAlfredoのパーカッションによる40分にわたるインプロヴィゼーション。軽いタッチで心の隙間にじわりと浸透していくようなDanieleのピアノとAfredoのタブラによる叙情的インプロ。Andre MehmariのCelio Barros, Sergio Razeとのインプロアルバム並みの美しさと透明感。風に針葉を差し入れるとこんな音がするのだろう、という音楽。2,3,4曲はDanieleのバンドネオンとパーカッションとのデュオ演奏。単純にDance1,2,3と題されている。ということはピアノとバンドネオンによる全2曲のアルバムと考えてもいいだろう。DanieleのバンドネオンはEnzoのグループでのと同様に陽に照らされたぽかぽかした哀感を醸し出している。Alfredoのパーカションが遠くから来た見知らぬ親友のように周りをぐるぐると転がる。AlfredoはDanieleの紹介なのか、Enzo Favataのアルバム"Made in Sardinia"に参加している。
悲しみが海に溶け、いつしか雲となり、愛しい人の住む丘の上で、風の語る交歓を静かに見つめる。また一つイタリアで宝物をみつけた。Daniele Di Bonaventura。
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by sh2o | 2005-03-08 21:14 | All Frontiers