Musica Argentina Brasileira All Frontiers


by sh2o

The Ten Oxherding Pictures

a0023718_15385889.jpgFernando Kabusacki, Kei, Marron and Yoshitake EXPE
"The Ten Oxherding Pictures"

Fernando Kabusackiの最高作。間違いない。そしてKeiの荒ぶる雫となるギターの音を世界に示す1枚。
2004年11月にKabisackiとKeiそしてMarronのライブを名古屋のCanolfanで聴いた。正直それまでのKabusackiのどのアルバムよりもJuana Molinaとのライブよりも断然気にいった。その世界がYoshitake EXPEそしてStudio Zenの力をかりて更に秘められた色彩と光を感じられる音楽になっている。一つの世界を発見した驚きがここにはある。ギタリスト4人の世界、というよりも世界への扉が4つある。このアルバムはあなたの心の鍵になる。扉は開かれている。でも鍵はいるんだ。あなたの心に差し込むために。

新たな世界への入り口は狭い。しかし閉ざされてはいない。

4人の創造する音楽は、果てしない霞を食らう牛の胃袋か。
煌く音、簒奪する音、齧りとる音、彷徨う音、沈む音。
白に重なる黒が朱の霞をもたらす。
破瓜する音、放つ音、黙する音、訪れる音、開かれる音。
4人の創造する音は、竹林で慰められたような出会い。
体が自由に倒れる。起き上がり方がわからない。いつかどこでもない場所に倒れているんだから。
目の前に置かれた蹄。木の上から見下ろす失われた画。
悪意を解き放つ、純真な心。

牛のゲップが世界を滅ぼす。そんな俗説が頭を掠める。
十牛図。
霞を食らう牛に乗って、世界は訪れる。

見える聴こえる触れる。
それよりも世界はあなたを包む。
そう。
世界はいつもここにある。
朱色に隠された白の輝きの中に。
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by sh2o | 2005-10-15 15:37 | Ett