Musica Argentina Brasileira All Frontiers


by sh2o

Marta Topferova "la marea"

a0023718_217842.jpg押し寄せ引く波。砂浜を洗い飛沫を空へ舞い上げる。平安な空へ轟をこだまさせる。
チェコ出身のシンガーMarta Topferovaの3rdアルバム。ベネスエラの楽器クアトロを爪弾きながら、コロンビア人のハープ奏者らをバックにラテンと欧州が遠く深く川の流れのようにどこかで交じり合っている不思議な典雅の響き。
Yuiko Gotoさんに教えてもらったハープ奏者Edmar Castanedaが参加しているということで注文したのだが、これがここ数日で寒さを増した冬の空、温かさを求める肌になじみとても心地いい。
Edmarのハープがボサノヴァの爪弾きのように波のスイングを表現する中、Martaのヴォーカルが暖かい潮風のように荒れた肌を血と涙の暖かさの中で静かに踊る。驚くのはChris Komerのフレンチホルンだ。トランペットのボッサジャズなんて聴いたことあるけどフレンチホルンの美しい3曲目。しかもこんなにもこめかみにスポットライトが当てられたような恥をも溶かす開放感。

Martaの声質はMaria MarquezMili Bermejoあたりを思い出すがそこまで渋く重くは無い。アコーディオンが入るとミュゼットっぽく、Jenny Scheinmanのヴァイオリンが入るととたんに東欧っぽくなるのがまた楽しい。

寒さが厳しくなる季節。
温かくも静謐に沈む透明がいとおしい。冬の眩しい海岸で聴きたい。。。
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by sh2o | 2005-12-05 21:11 | All Frontiers