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Musica Argentina Brasileira All Frontiers


by sh2o

GAIA CUATRO

9/15(金)。名古屋栄のJAZZ IN LOVELYへGAIA CUATROのライブを見に行く。

Gerardo Di Giusto/piano
Aska Kaneko/violin,voice
Carlos 'el tero' Buschini/bass
Tomohiro Yahiro/percussion


昨年のボトムライン、一昨年のJAZZ IN LOVELYも見に行ったが今回が一番よかった。聴衆が20人~30人とかなり寂しい。しかし、ここ数年の歩みが凝縮され実っているような、そんな充実した音塊、音魂を聴かせてくれた。すごいソリッドで高圧縮された音。それはPAの調整のせいなのかもしれないけれど、音が漂うことなく肌にビリビリと届いてくる。それは一昨年に魅了された記憶を呼び戻してくれた。
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金子飛鳥のヴァイオリンは水のように緩やかな滴、迸る清流、飲み込む大河、そのすべての流れゆくことの記憶を呼び覚ます。しかしそれはGerardo Di Giustoのピアノがあってこそだ。ニヤリと照れ隠しの笑顔を見せながら、隅々まで光のに匂いを塗していくようなピアノは絶品だ。右手が華麗なクラシックのテクニック。アルゼンチンの香りを運ぶ力強い左手の旋律。弾ける時、流れ出すときの眩しさに、時が止まったかのようにハっとする。
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ヤヒロトモヒロのパーカッションがブレーキを許さない。蹴られた石が、意思をもつように自由に遠くへ転がっていくように、地面を溶かすように、底に流れるGAIA CUATROの音と一緒に転がっていくことしか許さない。

バンドをしっかり支えているのはのCarlos"el tero"Buschiniベースだ。彼の視線のように見透かすようで遥か遠くの何も見えていないような。ぼんやりとした地平で緩やかに支える彼のベースは無くてはならない。
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新譜『UDIN』収録の曲達が素晴らしかった。バンド名を名づけた"GAIA"、Gerardoの魅力満載の"Habanera"。墨絵の森を疾走していくような"Como Lo Veo"。金子飛鳥の曲"Waltz For Camel"の骨太の笑顔。

そして聴くたびに安心感と興奮をもたらしてくれるGerardoの名曲"Tardio"そして"Primeiro"。
そうだ。GAIA QUATROは安心感と興奮を与えてくれる。

金子のヴァイオリンにはやはりアジアを日本をどうしようもなく感じる。それだけだと胸一杯に蓋をされてしまうような息苦しさを感じてしまうのだが、Gerardoのピアノが心の表面張力を取り去ってくれるマジックを与える。ヤヒロが音響の楽しさを伝える。Carlosがピエロのような照れ隠しとか寂しさの裏返しといった奥深い感情を漂わせる。

バンドとしての強烈なまとまりを見せ付けてくれた今回のGAIA CUATRO。次回はより自由な、溶け込み解き放たれていくような、そんな涙の心地よさを待ちわびたい。

すごく素敵なライブだったよ。。
ありがとう。。。。
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by sh2o | 2006-09-17 08:07 | All Frontiers