Musica Argentina Brasileira All Frontiers


by sh2o

Interoceanico 3

a0023718_160141.jpgNYCから届いた便り。
Interoceanico 3 "CONFLUENCIA"

リーダーでありコンポーザー、ギタリストのHiroya Tsukamoto。ベースはMoto Fukushima。ドラムスはMarta Gomezとの活動でもお馴染みのFranco Pinha。Interoceanicoのメンバー3人によるアルバムだ。

1曲目は2004年のInteroceancoの来日ライブでも演奏した曲だろうか。懐かしい感触を楽しみながらも、1秒1秒進むたびに彼らの音楽の魅力に吸い込まれていく。浮き出てくる音がより3人の輪郭をはっきりと感じさせる。しかし、それはただ単にInterocianicoから3人の演奏を切り抜きしたというものではない。

まずは何といってもMotoのベース。初めて彼の音を体で感じられたような気がした。上昇下降するフレーズ。連指連弾うなるベース弦。たわみ歌うメロディー。このアルバムでの大きな聴きどころの一つはMotoのベースであることは間違いない。

Hiroyaのギターは鋭いというよりも眩しくなったような気がする。それは弾いているギターや録音のせいなのかもしれない。一音一音、一フレーズ一フレーズを丁寧に大切に弾いているという印象が強かったのだが、それはもしかしたらどこかHiroya自身の何かしら不安や迷いからくるものだったのかもしれない。ここでのHiroyaはとても自由に自信をもってメロディーを奏でているように感じる。そのHiroyaの眩しさは、決して目くらみするような立ち止まらせたりするようなものではない。彼の写真のように、雲間から地平からいつの間にか顔出した陽光。希望を抱き、安らぎに抱かれる。そんな心地よい眩しさだ。

Francoのドラムもすごくいい。Marta GomezやLos Changosでも聴いたことの無いようなFrancoの別の一面。このInteroceanico3でのFrancoの演奏が一番好きだ。それは特有のリズムを生み出そうという意図や、誰かの音楽をサポートしなければいけないという使命から解き放たれているからなのか。ドラムセットの前で「何かしでかしてやろう」という悪戯じみたFrancoの笑顔が浮かんでくるようだ。

ラテンアメリカを感じさせる曲、フリーフォームな曲。いろいろなタイプ、スタイル。どれも彼らの魅力を感じることのできる素晴らしい曲だ。中でも"Lejano"、"Bicicleta"、"Seventh Night"、"South"がお気に入りだ。

日々いろいろな音楽、アルバムを聴く。聴きながらふと「これってInteroceanicoっぽいな」とInteroceanicoの音楽を常に思い描いている自分に最近気がついた。今回Hiroyaから届いたInteroceanico3のアルバム。ますます彼らの音楽を、Hiroyaのギターを好きになったのは言うまでも無い。そして彼らの音楽によって、何となく音楽を聴くことにも疲れていた気分がなくなったような、そんな気持ちにもさせてくれたような気がする。

やっぱり音楽って素晴らしいね。ありがとうHiroya、そしてInteroceanico!
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by sh2o | 2006-11-11 16:00 | All Frontiers