Musica Argentina Brasileira All Frontiers


by sh2o

Franca Masu "AQUAMARE"

a0023718_17202289.jpgサルデーニャ島の西アルゲーロ。イタリアでもスペインでもない、カタルーニャ(カターニャ、カタラン)語が伝えられる場所。Franca Masuはそこより生まれた地中海の宝石。

始まりはEnzo FavataのグループのギタリストMarcello Peghinの参加だ(ベースのSalvatore Maltanaも参加)。しかし聴いてみてそんなきっかけは何処かに飛んでしまう。ブラジルのNa Ozzettiのような、アルゼンチンのSilvia Iriondoのような、大地のようなエロチズムを感じるが、Francaのそれは入り江のように穏やかで寂しくて横たわる恋慕。絶品の3rdアルバム『AQUAMARE』

演奏の核はEleda Leddaの片腕でもあるマンドリンのMauro Palmas。切れ切れの思いの漂う風のような音。島影の冷たい水。熱くて冷たい。そんなFrancaの声にぴったりだ。Marcelloは曲も提供し充分に存在感を示している。これからもっと女性歌手のサポート、プロデュースなどで頭角を現しそうな予感がする。サックスのGavino Murgiaがいい。Gavinoもサルデーニャ出身のサックス奏者でRabih Abou Khalilの新譜への参加やMichel Godardとも活動しているようだ。Enzoに続く逸材だ。

Enzoの新譜では充分に聴けなかったサルデーニャ或いは地中海風味を堪能しながら、新しい才能に触れ、新しい美に虜になる珠玉の1枚。
[PR]
by sh2o | 2006-12-24 17:20 | All Frontiers