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Musica Argentina Brasileira All Frontiers


by sh2o

América Contemporânea  "Um Outro Centro"

a0023718_19172320.jpg正直、どうなんだろう?と最初は思っていた。
ブラジルのピアニストBenjamim TaubkinNucleo Contemporaneoレーベルも後に続くように現れたMaritacaBiscoito Finoなどの新レーベルの影響か、どこか手の内が読まれているというか煮詰まっているというか、消化不良作品が続いていたような感触だった。この「7カ国より集い氏10人のミュージシャン」によるこのアルバムも、リリース直後は「Benjamimもショーロやったりいろいろネタ切れなのかしら?」とか、「Orquestra Popular de Câmaraの衣替え?」とかのマイナス思考で触手が伸びなかったのだが…この度入手し、聴いてきて思わずそのよさにビックリ!

面子は以下の通り。
Benjamim Taubkin (Brasil - piano)
Lucia Pulido (Colômbia - voz)
Alvaro Montenegro (Bolívia -saxofone e flautas)
Aquiles Baez (Venezuela - violão/cuatro)
Luis Solar (Peru - percussão/cajon)
Carlos Aguirre (Argentina - piano/voz/sanfona)
Christian Galvez (Chile - contrabaixo)
Siba (Brasil - rabeca)
Ari Colares (Brasil - percussão)
Zé Miguel Wisnik (Brasil - voz part. especial)


Lucia PulidoはアルゼンチンBAUレーベルからのアルバムでもお馴染みだが、ちょっと苦手な声質。でもこのではすごくいい。というより共演するミュージシャンたちが素晴らしいということだろう。Luciaの力強い声がうまく周りの演奏に溶け込んでやわらかくなっている。そう、おいしく煮込まれたって感じ。1曲目や4曲目でのSibaのハベッカの相性のよさにはビックリ。
Carlos Aguirreも相変わらずの素晴らしさ。Carlosの曲"La Musica Y La Palabra"Carlosのアルバムにも収録されているが、このアルバムでのヴァージョンは素晴らしい。Luciaのコーラスもさることながら、Alvaro MontenegroのフルートそしてAquiles Baezのクアトロが実にいい感じでマッチしている。
そう。Alvaro MontenegroAquiles BaezそしてChristian Galvezという今まで馴染みのなかったミュージシャンたちが実に新鮮で素晴らしい。演奏も、彼らの声も。
ルーツも音楽的バックグラウンドも違う彼ら。しかしそれらが見事に上品でも小手先つじつまあわせとも感じられず見事にまとめあげられている。そのBenjamim Taubkinの手腕とセンスには驚く。ただやっぱり時折見せるBenjamim風味がちょっと鼻につくかな…
最後はZé Miguel Wisnikの曲"Primavera"で涙…
むふふ☆これは聴いていて非常に楽しくなってくるアルバム!!!
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by sh2o | 2007-08-25 17:09 | All Frontiers