Musica Argentina Brasileira All Frontiers


by sh2o

Seiko Akita Group"Temptation"

a0023718_91378.jpgNYCに在住・活動してるピアニストSeiko Akita
Seiko AkitaのことはMyspaceで初めて知った。試聴でこうグッときて気になる存在へ。そして待ってましたとリリースされたこの1stアルバム"Temptation"
楽しみな1曲目"Unusual Expectation"は絡み合う影のようなJeff HermasonのトランペットとMichael McGinnisテナーサックスで幕をあける。そして開け放たれたガラス戸から飛び出す光、Seikoのピアノ。かっこいい!
2曲目"Remembarance"Michael McGinnisのクラリネットが実に爽やか。遠くで鳴っているようなピアノ。思い出した会話のようなLonnie Plaxicoのベース。落ち着いたいい曲だ。しかしUlisses Owensドラムの妙に気になる。ライブ感覚溢れるといえばそれはそうなのだろうが、ドタドタ時折モタモタしているように聴こえてしまう。Cafeのパーカッションが目立つ"Estrada Do Tcha"では尚更…僕の好みの問題かもしれないけど…

Seikoのピアノも時折窮屈そうだ。1stアルバムという緊張感?丁寧すぎる?きっとSeikoは繊細な人なのだろう。"Remembarance"を聴いていてそう思った。勢いや自由さだけではない、彼女の感情を伝えて、生きたい。彼女の音楽は、そういう音楽、JAZZ。Ennio Morricone"Our Spanish Love Song"Stevie Wonder"AS"選曲したのもきっと彼女の感性と触れ合った曲だからなのだろう。

ラストの"River Song"でのLonnie Plaxicoとのデュオはまた泣かせる。Seikoのピアノにゆったりと流れる川の煌きを確かに感じた。情景だけでない深い感情。それは同じ日本人だからだろうか?確かにSeikoのピアノはお饅頭みたいな感触。やわらかい。でもケーキスポンジや羽根布団のような柔らかさではなくお饅頭、しかも大福。その柔らかさはタイトル曲"Temptation"によく現れている。クラリネットの周りで、しっとりとそれでいて軽やかに踊るSeikoのピアノ。なんか映画『かもめ食堂』の楽しさを思い出した!不思議な感触だな、Seikoのピアノは。もっちりもちもち。だけど中身は餡子ぎっしり。でも後味軽やか。
なんたって大福JAZZ=Big Happy JAZZ!だから!!

アルバム1枚だけでは物足りない。
じっくりとSeikoのライブを感じ味わってみたい。彼女の伝えようとする物語は何なのか?
果たして大福はつぶ餡なのかこし餡なのか、まぁこれは妄想か…
非常に気になるSeiko Akita DAIFUKU JAZZ
[PR]
by sh2o | 2007-08-26 09:14 | All Frontiers