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Musica Argentina Brasileira All Frontiers


by sh2o

十牛図 第19回@KD Japon

十牛図 第19回@KD Japon
Bill Horist(Seattle) / Marcos Fernandes(Sandiego) /
marron aka dubmarronics / kei

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きりすっきりすっきりして~ムカプンムカプンだめでぷ~ん。
いや。すごくよかった…このちょっといやらしくもあり、尚且つすっきりした気分はなんだろう。
平尾義之のサックスとターンテーブルの演奏の後、keiとマロンの登場。マロンのLast minutesの記憶の洪水と断層の中で、keiのギターが迸る。時にしつこい人指し指の愛撫で。時に擦りつける自愛で。keiの引き出しの多さ奥深さには本当に驚かされる。直前にインドパーカッション奏者とのDuoライブがあったそうだが、その余韻を引きずりつつ様々な音魂放浪を聴かせる。エレアコでここまで激しく堅い演奏を初めて聴いた!keiの即興が楽しいのはやっぱりROCK!だからだ!!
マロンの怪しい陶酔と渓の静かな倣候が重なった時、亀裂という幻影が音によって始めて露になる。いつも亀裂は目の前にあり、佇み立ち止まり出入りし放ち果てる。それでもした舐めずりをする欲望の亀裂に今、音楽という水と光が流れていく。素晴らしい音楽!ただマロンの凶暴性が濃すぎて、keiの呼吸のような微かなそれでいて凄みのある音がはっきれりと聞き取れない部分があたのが多少残念だったかな。
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そして本命Bill HoristとMarcos Fernandesの演奏だ。 まずはMarcosの姿に驚く。開演前にkeiさんと話をしていたとき、なになやイベント会社の社長っぽい業界っぽいオッサンがいるなぁ…と思っていたらその人がMarcosだった!え~~~~ぇとびっくり(すんません)。で、Marcosはカリスマ実演販売者のようにテーブルに打楽器類を並べ心地良い音が鳴り響く。すごいね。机の上があっというまに草原になり、砂漠になり、森になったような気分だ。シンプルでいながら、それそのままであることが、いかに難しくも気高いことであるかを教えてくれる。
しかし更に驚いたのがBillのギタープレイだ。keiさんの言うとおり、度肝を抜かれた。ひざの上に置いたギターにドライバーやら金属やらシンバルを挟み込み、引っ張るは捻るは叩くは、苛め抜く凶器プレイ。こいつは竜巻を追うストームチェイサーなんだな。自ら弾く暴風雨のような音を、自らが更に追っかけていくんだ、こいつは。狂気の狂気プレイ。しかしそれが単なる暴力ではなく、美しいのが暴風雨ならでは。ふと見上げる沈黙が轟音と同じところから生まれたことの不思議に、唖然とし唯ため息を漏らす。こいつはスゲェ。
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最後は四人による演奏。 これは若干おまけのように感じたが、それはそれ。
充分楽しむことが出来た。
とにかく行ってよかった。
keiさん。ありがとぉうぅ 。
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by sh2o | 2007-11-15 11:46 | All Frontiers