Musica Argentina Brasileira All Frontiers


by sh2o

近江源氏先陣館

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大阪の国立文楽劇場にて「近江源氏先陣館-和田兵衛上使の段・盛綱陣屋の段」を見る。いや一番の目的は三味線の鶴澤清治の演奏を聴くためだ。鶴澤清治は、昨年重要無形文化財保持者(所謂人間国宝)に認定された浄瑠璃(義太夫または文楽太棹)三味線の第一人者だ。数ヶ月前にNHKにて鶴澤清治のドキュメンタリーを見て依頼、もうどっぷり、アイドル追っかけ状態。ついに自ら三味線まで習いなじめてしまった始末…(残念ながら浄瑠璃三味線ではなく、同じ太棹の津軽三味線)。

それはさておき、鶴澤清治!やはりすごかった!!鶴澤清治の他にも鶴澤燕三、豊澤富助のお二人も三味線奏者も弾いていた。もちろん演目の内容に沿った演奏であるからして一概には言えないが、やはり「切れ」が違う。鶴澤清治の言う「切っ先」の鋭い音。更に左手が棹と弦を扱く音のなんと厳しいことか。開演前に資料室にて浄瑠璃三味線の撥を触らせてもらったのだが、なんと大きく分厚いこと!厚みは5mmぐらいはあるのだろうか。この厚みをどのように生かして演奏しているのかはよくわからないが、鶴澤清治の「切っ先」鋭い演奏には、この大きく分厚い撥の使い方にあるのだろう。実際演奏中に恐らく三の糸と思われるが二回切れてしまっていた。あれだけの撥を手首稼動範囲いっぱい使って振り下ろすのだからそれは切れるわな~。打ち付ける音、押さえつける音、軽く弾く音、それぞれの音がなんと粒だってまた余韻の美しいことか。更に更に惚れました、鶴澤清治に。

来年初春にも国立文楽劇場にて文楽公演がある。もちろん鶴澤清治も出演予定だ。
行ぃかぁねぇぇばぁぁぁあぁ!(義太夫調)笑。
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by sh2o | 2007-11-19 20:24 | 三味線