Musica Argentina Brasileira All Frontiers


by sh2o

カテゴリ:Brasileira( 59 )

Caetano Veloso

愛知県芸術劇場へカエターノ・ヴェローゾを聴きに行った。
正直に告白するとカエターノの何がいいのかが理解できていなかった。好きな曲も好きなアルバムも特になし。ブラジルのビッグネーム。昔持ってたカエターノのCDを売ってしまった経験あり。 そんな私が何かに誘われるようにカエターノのライブへと行く。
そして寒気を覚え鳥肌が立ち涙がでそうになった。
中原仁さんのblogのとおりステージ上にはモニターアンプがなく、アンプラグドのショウを見ているかのような感じで素敵。 しかも天上は芸術劇場の天幕。不思議な落ち着き高揚感が同居する佇まい。そしてショウは始まった。
Brasil pandeiroのペドロ・サーのカッティングに手を叩き興奮。ルーラ・ガルヴァンのギターの流れる影のような美しいさ。そしてきた!Coracao Vagabund、Trilhos Urbanosでもうクラクラ。頭は天井に向かい円を描き、手が伸びていく感触を止められない。なんというカエターノの佇まい。腕の動きがすごくきれいだ。カエターノの声が喉をやさしく締め付け腰の敏感な辺りをなぞって逃げる。
カエターノの弾き語りはなんだったのか。この一時は多分忘れることができないだろう。眼を閉じる。カエターノの声が自分だけに聴こえるような錯覚。少しずつ意識が舞い漂うのを感じる。そして昔のとても苦しかった恋を思い出した。こんなところで。あの時のあの人の瞳を思い出すとは思わなかった。隣の席に気が付かれないようにそっと涙を拭く。
カエターノの声は苦しかった思い出を目の前に広げては破り広げてはまるめる。足と腰は喜々とリズム感じ、胸と喉があの時の気持ちを呼び覚ましては沈める。もうどうしていいのかわからかった。
Terraで幕を閉じた舞台。明るくなった客席に知人をちらほら見かけては挨拶をする。ロビーにでてはまた挨拶と感想などをお互い語り合う。いつもは楽しいコンサートあとの会話も上の空。自分で話しかけてもまったく気持ちがどっかいっちゃってる。早く外にでて空気を吸い込みたかった。
やっと外に出るとそこには街の明かりが瞬いている。芝生を照らすOasis21やTV塔、ビルの灯り。大きく手を広げて走り出し転んだ先で踊りだしたかった。空を見上げて深呼吸をする。
そうカエターノのよさを今日始めて知った。 そしてあの時の瞳がこの世で一番美しかったんだろうことを今にして思う。はじめて知りえた美に、失った美を重ね、今の恋を一瞬だけ遠ざける。
街の灯を背中に何もする気が起きずに帰途につく。 家につくとシャワーを浴びながら踊った。Manha de Carnavalを口ずさみながら。誰かを抱きしめたいが、それが誰なのか。 カエターノは教えてくれるかな?スピネッタはどう答えるかな?
さぁ。おやすみ。あの時の瞳。
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by sh2o | 2005-05-18 15:36 | Brasileira

DUOS Ⅱ

a0023718_953213.jpgLuciana Souzaの新作"DUOS Ⅱ"が5/24にリリースされる!
お?自分の誕生日の直前じゃない!Lucianaからのプレゼント!!
"Brasilian Duos"同様にRomero LubamboとMarco Pereira、そしてSwami JrとGuilherme Monteiroも参加しているそうだ。
あ~来日してほしい!!!
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by sh2o | 2005-05-01 09:57 | Brasileira

Itiberê Orquestra Família

Itiberê Orquestra Famíliaの新譜"Calendário do Som"が9月にでるようです!
http://www.itibereorquestrafamilia.com.br/discografia.htm
タイトルからお分かりのように以前出版されたHermetoのカレンダー楽曲集からの選曲録音!VocaliseのヴォーカルBeth Dauも当然参加してる。
きゃ~楽しみ!!!
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by sh2o | 2005-04-30 23:58 | Brasileira

Conrado Paulino Quarteto

a0023718_22391084.jpgTrialogoのピアニストDebora Gurgelの夫君Carlosから送ってもらったヴィオロニスタConrado Pailinoをリーダーとするサンバジャズアルバム。
Conrado Pailino(violao), Debora Gurgel(piano/flute/key), Celso De Almeida(drums), Marinho Andreotti(bass)Jane Dubocが1曲ゲスト参加している。
ConradoはZimbo TrioのミュージックスクールCLAMの先生をしていたというからDebora達とは古い付き合いなのだろう。Doribal CaymmiやJobimにEdu Loboの曲の他自作曲を演奏。派手さの無い落ち着いた演奏に聴こえるが、かなり計算されたアレンジをクールな顔で激しく決める熱い演奏。Conradoギターは相当上手い!超絶ブラジリアンギターという風ではなくスタイリッシュなJAZZギタリスト的な上手さ。この辺はさすがGuitar Player Magazine誌の執筆者というところか。Trialogoでは聴けないDeboraのフルートが柔らかでふくよかな感触で心地よくて、Deboraの人柄がうかがい知れる。
うまいギタリストは世界中にたくさんいるだろうが、これだけのアルバムをスカーンと出されちゃうともう脱帽です。こういう影の功労者の快感滲み出るアルバム好きだな~。
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by sh2o | 2005-04-24 22:43 | Brasileira

Caito Marcondes "auto-retrato"

a0023718_21232198.jpgごめん。最初はジャケット見た目どおりなんだこのアルバム、と思ったよ。でも最高だよ。このアルバム。Caito Marcondesという変態聖のお通りだい!
Caitoの木霊ボイスに導かれて進むとそれはかっこいいパーカッションソロのお出まし!最高にグルーブしてるよ。ブラジル人に生まれ変わったトリロク・グルトゥといったら失礼だかけど、そういうとわかりやすいサウンド。そして飛び出す今回の主役マリンバ!いい音鳴らすな~。彼岸に架かる吊橋を叩くとこんな音かな?これライブ録音なんだよね。歌いながら叩いているのかな、Caito?すごいね。pedal de vozって何なのかな?面白ろすぎるよ変なラップ。一緒に歌いたいぞ!そしてマリンバをバックにMarlui Mirandaの登場です!一気に会場は鳥瞰カメラワークのように空に飛び出す。森の声は雲に乗り風を突き刺し闇の水の中へと帰る。怖いのかやさしいのか。もう口の中にあなたの声を入れる。そしてそしてMarlui MirandaとMonica Salmasoのデュエットだよ~!もうどうしよう。
ん?Caitoは片手でシロフォン叩きながら片手でスネア叩いてバスドラ踏んでんの?きゃ~~~~最高!
不思議でPopでプリミティブで変態で…もう私は何も言うことありません。
皆さん聴いてください。音楽の不思議さと面白さと美しさと、すべての欠片がここにあるよ。
信じられない一時の記録であり、稀代の傑作!
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by sh2o | 2005-04-17 21:26 | Brasileira

Andre Mehmari BLOG

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唯一無二の存在。
ブラジルのピアニストAndre Mehmari BLOG作りました!

わたしの世界一愛するミュージシャンAndre Mehmari。
Florenciaは世界一愛する友人。
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by sh2o | 2005-03-28 17:44 | Brasileira

Eribera

a0023718_18564769.jpgヴォーカルのUliana DiazとギターのMarcel RochaのデュオEriberaの1stアルバム。
これは面白いプログレッシブ風味の効いたMPBサウンドだ。MarcelのKING CRIMSONのREDを思わせるようなギターサウンドに、Ulianaのモダンフォーク調のどこか荘厳さを感じさせる透き通った声が重なる。ギター1本によるArrigo Barnabe?これはメチャクチャ新鮮!今までにこんなのなかったんじゃないかな。 Elis Regina, Cássia EllerやElza Soaresに影響を受けたというUliana。大学では19世紀から20世紀初頭のリオの音楽史を研究したという。MarcelはSubaとRobert Fripをリスペクトしているらし。各々の影響と興味と探求がオリジナルの形を成した稀有の1枚。
ブラジル音楽ファン以外の人に強力に推薦したい!心地いいほどにカッコイイ!!
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by sh2o | 2005-03-20 18:59 | Brasileira

Marcos Nimrichter

a0023718_16214873.jpgリオのピアニストMarcos Nimrichter。以前も紹介したがMPB誌最新号に紹介されたので再掲。
写真のアルバムはソロ処女作。Mario Adnetの片腕としてMoacir Santos "Ouro Negro"やMario Adnetの作品に参加。Marioがディレクターを務めたBiscoito Finoレーベルからでた"Jobim Sinfonico"にもピアニストとして参加している。
そのMarcosのデビュー作がBiscoito Finoから登場。といっても2002年にNiteroi Discosからでていた作品のディストリビュートだ。でも好作品を連発しているBiscoitoからでたというのが素直にうれしい。華麗なMarcos流ブラジリアンジャズ。ショーロ風味が生姜のごとく効いている!同じくBiscoitoからでたZe Renatoの新譜にも前面参加しておりソロとは違うMarcosの演奏を堪能できる。今後Cristvan BastosやLeandro Braga的な存在に間違いなくなっていくだろう。

a0023718_16525369.jpgそしてNew OrleansでMarcosのライブが!
Marcos Nimrichter Quartet

Marcos Nimrichter - piano and accordion
David Mooney - guitar
James Singleton- bass
Wayne Maureau - drums


March 13th
Shows at Snug Harbor Jazz Bistro
9 and 11 PM
626 Frenchmen Street
Tel: 504- 949-0696

March 15th
Clinic at UNO
PAC - room 103
3PM
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by sh2o | 2005-03-12 16:29 | Brasileira

Vocalise "tudo e coisa musical"

a0023718_2232379.jpgブラジルから届いた1枚。写真では判りにくいが特殊缶パッケージ。そう女声2声、男声3声によるブラジルのヴォーカルグループVocaliseのデビューアルバム。
メンバーはBetu Dau, Fabiola Farias, Ivan Azevedo, Marcio Monfeiro, Marcus Aurelius
曲目はGuinga, Joyce, Lenine, Miltonなどなどずらりとブラジルを代表するコンポーザーたちの曲がならぶ。これはMPBファンなら手に取らずにはいられないだろう。Lenineの"A Ponte"なんてぞくぞくするよ!最高!!そして注目はHermeto Pascoalの参加。HermetoのVocalise賛歌から始まる"Musica Das Nuvens e Do Chao"は5声にて」Hermetoの世界を見事に表現。ブラジルらしい肌にじゃれ付いて来るような独特の声たちによるハーモニー。ただきれいで美しいだけでない粘膜と汗に彩られた虹色の光景が広がる。
Hermeto他の参加メンバーもMaricio Bahia,Carlos Marta,Wanda Sa,Yuri Popoffなどなどびっくりするぐらい豪華。個人的にはDalomo.C Motaの参加がうれしい。もともとこのアルバムはDalmoがらみで知ったもの。
あぁ。こんなVocaliseに囲まれてカクテルを浴びるように飲めたら。音楽のミューズにすべてを捧げてもいい。これはきっと大ヒットしますよ~!
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by sh2o | 2005-03-07 22:32 | Brasileira

André Mehmari

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わたしの世界一好きなミュージシャン・ピアニスト(Florencia Ruizは別格)André Mehmariのホームページができたとの案内をもらいました。
ここです。
Andréらしいシンプルで素敵なHP。AUDIOは必聴!スコアもありますです。
5月にアメリカでライブを行なうAndré Mehmari。さぁ日本にも皆で呼ぼうよ!!!
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by sh2o | 2005-02-16 19:19 | Brasileira