「ほっ」と。キャンペーン

Musica Argentina Brasileira All Frontiers


by sh2o

カテゴリ:All Frontiers( 98 )

Sara Serpa "PRAIA"

a0023718_9383573.jpgNYで活躍するポルトガル出身のシンガーSara Serpaの2ndアルバム。

Saraちゃん上手くなったな~きれいになったな~!
と、いきなり親戚のオヤジのような戯言で申し訳ありませんが、本当にいいな!!
1stでの生温さがなくなりつつある。もたっとしたカスタードクリームが、滑らかに上品になった感触といったらいいだろうか。
もちろんバックの演奏もいい。ギタリストのAndre Matos(ヘヴィメタの人とは同名異人です)の演奏は特筆ものだ。SaraのスキャットとAndreのギターによるユニゾンなんて鳥肌もの。キレのいいツインリードギターを聴いているような錯覚。FSNT系のミュージシャンは何故か好きではないのだけれどAndreはいいね!というかSara同様急成長しているということだろう。DrumsのNick Falkも地味だが強力な演奏。こちらは正に"地力"を発揮というところだろうか。
聴き終わると一寸物足りない。しかし、それはもっと聴きたい!という物足りなさだ。こんなにも聴かせる女性シンガーに出会ったのは久しぶりのような気がする。
すごいお薦め!!!
[PR]
by sh2o | 2008-12-31 09:38 | All Frontiers
a0023718_126292.jpgこんなCD買いました。
Dr. Chandrakant Sardeshmukh
"Sitar And Shamisen Collaboration"


津軽三味線は小山貢新氏。
1曲津軽三味線の合奏曲("Shamisen Tsugaru Jonkarabushi")がありますが、これがちょっと…。 録音がショボショボ状態なのは致し方無いとして…。自分にとっても充分反省材料になりました。

シタールと津軽三味線が丁々発止やりあう! という内容ではありません。
津軽三味線が「じょんから節」を弾く中で、シタールがそれを飲み込んでいくような、そんな内容。終始シタール優勢。シタールが津軽三味線的なフレーズを弾くあたりで、三味線がそれに対抗して欲しい!のですが、両者あまり噛みあっていません。そういうのを期待するような催しor場ではなかったのでしょう。でも、やっぱりそういうのが聴きたいな~。ただし、もっと津軽三味線のヴォリューム上げて!って感じではあります。 Dr. Chandrakant Sardeshmukh師のシタールはすごい響きです。 頭というか耳がグラグラきます。なかなかすごい。

こういうのはやはり新田昌弘くんあたりを引きずりこまないと!
[PR]
by sh2o | 2008-08-08 12:10 | All Frontiers

2007 BEST

Florencia Ruiz 「MAYOR」
Andre Mehmari & Hamilton de Holanda 「Continua Amizade」
Ett 「無茶の茶」

Alda Rezende 「TRAVELLER」
America Contemporanea  「Um Outro Centro」
Anna Toledo 「FRESCULA」
PianOrquestra 「Dez maos e um piano preparado」(DVD)
Cecilia Zabala 「AGUARIBAY」
Falu 「FALU」
Odessa Chen 「The Ballad of Paper Ships」

池田綾子 「プリズム/空の欠片」(single)



and
津軽三味線!
[PR]
by sh2o | 2008-01-09 17:20 | All Frontiers

十牛図 第19回@KD Japon

十牛図 第19回@KD Japon
Bill Horist(Seattle) / Marcos Fernandes(Sandiego) /
marron aka dubmarronics / kei

a0023718_11453134.jpg
a0023718_11454164.jpg
きりすっきりすっきりして~ムカプンムカプンだめでぷ~ん。
いや。すごくよかった…このちょっといやらしくもあり、尚且つすっきりした気分はなんだろう。
平尾義之のサックスとターンテーブルの演奏の後、keiとマロンの登場。マロンのLast minutesの記憶の洪水と断層の中で、keiのギターが迸る。時にしつこい人指し指の愛撫で。時に擦りつける自愛で。keiの引き出しの多さ奥深さには本当に驚かされる。直前にインドパーカッション奏者とのDuoライブがあったそうだが、その余韻を引きずりつつ様々な音魂放浪を聴かせる。エレアコでここまで激しく堅い演奏を初めて聴いた!keiの即興が楽しいのはやっぱりROCK!だからだ!!
マロンの怪しい陶酔と渓の静かな倣候が重なった時、亀裂という幻影が音によって始めて露になる。いつも亀裂は目の前にあり、佇み立ち止まり出入りし放ち果てる。それでもした舐めずりをする欲望の亀裂に今、音楽という水と光が流れていく。素晴らしい音楽!ただマロンの凶暴性が濃すぎて、keiの呼吸のような微かなそれでいて凄みのある音がはっきれりと聞き取れない部分があたのが多少残念だったかな。
a0023718_11454981.jpg
a0023718_11455994.jpg
a0023718_1146752.jpg

そして本命Bill HoristとMarcos Fernandesの演奏だ。 まずはMarcosの姿に驚く。開演前にkeiさんと話をしていたとき、なになやイベント会社の社長っぽい業界っぽいオッサンがいるなぁ…と思っていたらその人がMarcosだった!え~~~~ぇとびっくり(すんません)。で、Marcosはカリスマ実演販売者のようにテーブルに打楽器類を並べ心地良い音が鳴り響く。すごいね。机の上があっというまに草原になり、砂漠になり、森になったような気分だ。シンプルでいながら、それそのままであることが、いかに難しくも気高いことであるかを教えてくれる。
しかし更に驚いたのがBillのギタープレイだ。keiさんの言うとおり、度肝を抜かれた。ひざの上に置いたギターにドライバーやら金属やらシンバルを挟み込み、引っ張るは捻るは叩くは、苛め抜く凶器プレイ。こいつは竜巻を追うストームチェイサーなんだな。自ら弾く暴風雨のような音を、自らが更に追っかけていくんだ、こいつは。狂気の狂気プレイ。しかしそれが単なる暴力ではなく、美しいのが暴風雨ならでは。ふと見上げる沈黙が轟音と同じところから生まれたことの不思議に、唖然とし唯ため息を漏らす。こいつはスゲェ。
a0023718_11461554.jpg
a0023718_11462328.jpg
最後は四人による演奏。 これは若干おまけのように感じたが、それはそれ。
充分楽しむことが出来た。
とにかく行ってよかった。
keiさん。ありがとぉうぅ 。
[PR]
by sh2o | 2007-11-15 11:46 | All Frontiers

Hugo=雨後 

雨が降ればいいのに。
心の中で唱えていたことが叶う夜。

ウルグアイからきたHugo Fattorusoのライブ@Cafe Dufi。

定刻より遅れて入ると演奏は始まっていた。Hugoのソロ演奏だ。
別に品定めする気は毛頭ないし、そんな資格もない。
ただHugoの音楽の心の中への入り具合を確認しながら一歩一歩聴き進む。
a0023718_10514513.jpg

窓際の席。Hugoの演奏と車の音、人の語らいがシンクロする。心地いい流れ。それはこの場所に来るまでの雑念を忘れられるからに違いない。ふと思う。「雨が降ればいいのに」。雨の音が更にHugoの音を世界に響かせる。いや…ひねくれて埋もれてしまった傷跡に溜まる埃を洗い流してくれるかもしれないから。
a0023718_10523483.jpg

小品が続き若干のブレイクの後HugoのMCで始まる曲にハッとする。Fito Paezの曲"Giros"だ。イントロのミスはどうでもいい。心になじむ風が吹いてくるように、見失いかけていたアルゼンチンへの想いを改めて呼び起こされた。じんわりと浮かんでくる涙と一緒に。このメロディこの空気この匂い。もう二度と忘れない忘れたくない。
a0023718_1255954.jpg

正直、Hugo自身の演奏から何かを大きく感じられたかどうかは、今はよくわからない。普通にライブとしてはものすごく楽しく、とくに二部のヤヒロトモヒロとのDuoなんて食い付き齧りとられる魔法のリズムの奔流だ。だがその奔流が僕の心の血の中に渦巻き刻まれることはなかった。それはもちろんHugoのせいではなく僕の気持ちの所在の問題だ。楽しめるということと、血肉にざわめくこととは別のことだ。この日のカンドンベのリズムは僕にとっては借り物にすぎなかった。考えていたことは、カンドンベリズムを三味線撥捌きでどう表現できるか…(笑)
a0023718_10562380.jpg

気づけば外は小雨。なにかが夢のように通り過ぎていく感触。
それは予感でも希望でもない、ただの光の累積。道の途中であることの証拠。

とにかくウルグアイでもブラジルでもなく「アルゼンチン」への愛情が蘇った、
「アルゼンチン」から愛されていることにまた気づかせてくれたくれた夜。

そして、雨の後を歩く。
もうひとつのことを、叶わないことを想いながら。
いや、叶わないのではなく、届かない、出会いの時間を見失う
そんな夜を…


明日は朝から三味線を弾こう。
何のために?
わかっていることを、わからせるために。
何を?

道は続いていることを。
[PR]
by sh2o | 2007-11-10 00:04 | All Frontiers

Seiko Akita Group"Temptation"

a0023718_91378.jpgNYCに在住・活動してるピアニストSeiko Akita
Seiko AkitaのことはMyspaceで初めて知った。試聴でこうグッときて気になる存在へ。そして待ってましたとリリースされたこの1stアルバム"Temptation"
楽しみな1曲目"Unusual Expectation"は絡み合う影のようなJeff HermasonのトランペットとMichael McGinnisテナーサックスで幕をあける。そして開け放たれたガラス戸から飛び出す光、Seikoのピアノ。かっこいい!
2曲目"Remembarance"Michael McGinnisのクラリネットが実に爽やか。遠くで鳴っているようなピアノ。思い出した会話のようなLonnie Plaxicoのベース。落ち着いたいい曲だ。しかしUlisses Owensドラムの妙に気になる。ライブ感覚溢れるといえばそれはそうなのだろうが、ドタドタ時折モタモタしているように聴こえてしまう。Cafeのパーカッションが目立つ"Estrada Do Tcha"では尚更…僕の好みの問題かもしれないけど…

Seikoのピアノも時折窮屈そうだ。1stアルバムという緊張感?丁寧すぎる?きっとSeikoは繊細な人なのだろう。"Remembarance"を聴いていてそう思った。勢いや自由さだけではない、彼女の感情を伝えて、生きたい。彼女の音楽は、そういう音楽、JAZZ。Ennio Morricone"Our Spanish Love Song"Stevie Wonder"AS"選曲したのもきっと彼女の感性と触れ合った曲だからなのだろう。

ラストの"River Song"でのLonnie Plaxicoとのデュオはまた泣かせる。Seikoのピアノにゆったりと流れる川の煌きを確かに感じた。情景だけでない深い感情。それは同じ日本人だからだろうか?確かにSeikoのピアノはお饅頭みたいな感触。やわらかい。でもケーキスポンジや羽根布団のような柔らかさではなくお饅頭、しかも大福。その柔らかさはタイトル曲"Temptation"によく現れている。クラリネットの周りで、しっとりとそれでいて軽やかに踊るSeikoのピアノ。なんか映画『かもめ食堂』の楽しさを思い出した!不思議な感触だな、Seikoのピアノは。もっちりもちもち。だけど中身は餡子ぎっしり。でも後味軽やか。
なんたって大福JAZZ=Big Happy JAZZ!だから!!

アルバム1枚だけでは物足りない。
じっくりとSeikoのライブを感じ味わってみたい。彼女の伝えようとする物語は何なのか?
果たして大福はつぶ餡なのかこし餡なのか、まぁこれは妄想か…
非常に気になるSeiko Akita DAIFUKU JAZZ
[PR]
by sh2o | 2007-08-26 09:14 | All Frontiers
a0023718_19172320.jpg正直、どうなんだろう?と最初は思っていた。
ブラジルのピアニストBenjamim TaubkinNucleo Contemporaneoレーベルも後に続くように現れたMaritacaBiscoito Finoなどの新レーベルの影響か、どこか手の内が読まれているというか煮詰まっているというか、消化不良作品が続いていたような感触だった。この「7カ国より集い氏10人のミュージシャン」によるこのアルバムも、リリース直後は「Benjamimもショーロやったりいろいろネタ切れなのかしら?」とか、「Orquestra Popular de Câmaraの衣替え?」とかのマイナス思考で触手が伸びなかったのだが…この度入手し、聴いてきて思わずそのよさにビックリ!

面子は以下の通り。
Benjamim Taubkin (Brasil - piano)
Lucia Pulido (Colômbia - voz)
Alvaro Montenegro (Bolívia -saxofone e flautas)
Aquiles Baez (Venezuela - violão/cuatro)
Luis Solar (Peru - percussão/cajon)
Carlos Aguirre (Argentina - piano/voz/sanfona)
Christian Galvez (Chile - contrabaixo)
Siba (Brasil - rabeca)
Ari Colares (Brasil - percussão)
Zé Miguel Wisnik (Brasil - voz part. especial)


Lucia PulidoはアルゼンチンBAUレーベルからのアルバムでもお馴染みだが、ちょっと苦手な声質。でもこのではすごくいい。というより共演するミュージシャンたちが素晴らしいということだろう。Luciaの力強い声がうまく周りの演奏に溶け込んでやわらかくなっている。そう、おいしく煮込まれたって感じ。1曲目や4曲目でのSibaのハベッカの相性のよさにはビックリ。
Carlos Aguirreも相変わらずの素晴らしさ。Carlosの曲"La Musica Y La Palabra"Carlosのアルバムにも収録されているが、このアルバムでのヴァージョンは素晴らしい。Luciaのコーラスもさることながら、Alvaro MontenegroのフルートそしてAquiles Baezのクアトロが実にいい感じでマッチしている。
そう。Alvaro MontenegroAquiles BaezそしてChristian Galvezという今まで馴染みのなかったミュージシャンたちが実に新鮮で素晴らしい。演奏も、彼らの声も。
ルーツも音楽的バックグラウンドも違う彼ら。しかしそれらが見事に上品でも小手先つじつまあわせとも感じられず見事にまとめあげられている。そのBenjamim Taubkinの手腕とセンスには驚く。ただやっぱり時折見せるBenjamim風味がちょっと鼻につくかな…
最後はZé Miguel Wisnikの曲"Primavera"で涙…
むふふ☆これは聴いていて非常に楽しくなってくるアルバム!!!
[PR]
by sh2o | 2007-08-25 17:09 | All Frontiers

Falu

a0023718_12403626.jpgインドはムンバイ。母も祖母も伝統音楽の歌手という家に生まれたFalguni Shah。その才能はUstad Sultan Khanも認められ、Ustadの元で学ぶのを許されたそうだ。
そして今NYCでデビューアルバムFalu "Falu"をリリース!デビューアルバムといっても2003年にはKaryshmaというバンドのリードシンガーとしてアルバム"Nearly Home"をリリースしており、ソロデビュー作といったところだ。師であるUstad Sultan Khanにも参加している。

Karyshmaもそうだったが、サウンド的にはヒンディ・ロック!とはいってもただ単にインド音楽をRockっぽく演奏しているわけではない。Faluは特徴的なインド的旋律を歌ったかと思えば、いたってオーセンティックなフォークロック的な歌唱になったりと非常に変幻自在。そこに絡むギターのMark TewarsonのRockギター。これがサウンドの肝。1曲目"Without You"なんて、U2Falu参加?ってイメージのかっこよさ!といったら言い過ぎ?金物が鳴り響き、ヴィブラフォンが転がる先で、Faluが踊っているよ。Faluが音楽を歌うことが本当に好きなんだろうなぁ、という気持ちがものすごく伝わってくる。

70年代に大ヒットしたボリウッド映画『Hare Rama Hare Krishna』の主題歌だったっという"Dum Maro Dum"のかっこよさといったらない!また板上で無造作に切り捨てるような勢いのギターリフ。鍋にほうりこんで煮込めばいいだろ!てな強火の勢いのベース&ドラム。
そこに出現する彼女のか細く千切れそうな雲のような高い声。怪しげな煙を巻き上げながら空へと上り雲となり雨を呼ぶ。実は現れた雨のような歌声は、大きな雲の一部でありその向こうにある虚空を呼び寄せていると気づいたときの快感!これがナチュラルトリップかぁ?!

Ustad Sultan Khanのサーランギーとヴォーカルは6曲目の"Quiet Storm"で聴くことができる。これがカントリーロックバラード風。そこにUstadのサーランギーが地平線から押し寄せる風のように土や木切れなど塵を伴いながら吹き付ける。この曲でのヴォーカルはFaluではなくGaurav Shah(Faluの兄弟?)の地鳴りのような歌声が聴ける。

アルバム後半はやや失速ぎみだが、Ustad Sultan Khanの11曲目"Copper Can"Falu&Ustadの師弟共演でまた体が震える。なんかカナダの御大バンドRUSHAimee Mannの共演した曲"Time Stand Still"の雰囲気を思い出したよ…

今、渋谷の大阪の、そこここの街のインド料理屋では、Faluの音楽を流すべきだ。レストランで流れる場違いなRock、雰囲気だけの薄汚く小洒落たバーで強要されるテクノトランス、ファーストフードやコンビニから溢れるPOPSを駆逐し、最近乱立ぎみの競合他店との差別化で商売繁盛間違いなし!ま。そんな冗談はともかく…

インド伝統音楽を源流に様々なイノベイイター=革新者が出現してきたわけだが、Faluはまた新たに現れたイノベイターの一人だ。そしてFaluは、きっと今までのイノベイターが成し遂げられなかったことを軽々とやってのけるだろう。

類まれな美声と美貌。5000年の伝統音楽も現代の音楽も、
Faluの中で煌きを帯びて夢幻と無限の間に踊る。


いや~是非Nitin Sawhneyとの共演が聴いてみたい!!!
[PR]
by sh2o | 2007-08-13 12:41 | All Frontiers
a0023718_1453291.jpg
SanFranciscoのSSW、Odessa Chenの2ndアルバム"The Ballad of Paper Ships"
1stアルバム"One Room Palace"も繊細な好作だったが、ただ単に素敵な才能を感じさせる雰囲気いっぱいの短編集から、一つの短編としてそれぞれの完成度が格段に高くなっている。
たんたんと静かに、それでいて何かしら劇的な変化を催しているような感覚は、寝そべって空の雲が変成し流れていくのを見ているかのようであり、水辺で刻々と変化する水の流れを見つめているかのようでもある。光と風の織り成す光景をシンプルに語ろうとする試み。「泥の船」ではなく、「紙の船」で繊細に軽やかに光景と風景を渡っていく。それでも紙の船は風雨にしおれていく儚さ。その儚さを見つめ語る短編集。
OdessaのSF人脈Nels Cline参加の2曲目の出来が抜群だ。月光に照らされた繊細な迷路のようなギターとヴォーカルとの絡みは、Trespassers William "Different Stars"の最良な部分を想起させる。
Odessaのアルペジオの航跡のごとく、泡だって消えていくギターのノイズ音。
ヴォーカルは紙の船の行先を告げる風の音。
風景と光景が目の前を通り過ぎていく。
この"The Ballad of Paper Ships"を残して。。。
[PR]
by sh2o | 2007-08-06 18:05 | All Frontiers

muza "cambio de estacion"

a0023718_15211112.jpgチリの耽美エレクトロポップMuza(=Sol Aravena)の2ndアルバム。
心の隙間からふと涙してしまった…
Muzaはチリはパタゴニア方面Coyhaique出身。それだけでも何か「そそる」ものがある。
サウンド的にはイギリスあたりのエレクトロ・ポップな感じだ。コクトー・ツインズやらヴァージニア・アシュトレイあたりをお好みの向きにはばっちり。そういうブリティッシュっていう意味合いではマイナーpンプバンドSolsticeなんかも思い出した。個人的にはDip in the poolをすぐに思い出した(甲田益也子って今なにしているのかな?)。
Muzaは英語、スペイン語で歌う。でも何語かなんてどうでもいい。それはスキャットで歌われる「Gracias」がそのすべてを物語っている。泣いちゃったよ…。透き通る高音とかイマジネイティブな声とかよくいうけど、果たしてそれって一体なんなのだろう。Muzaの声はそして音楽もはっきり言えば類型的なものだ。それで何故彼女の声は音楽はこの胸までの届くのか。それは誰かに恋するのと同じ気持ち。初めてPETEROGLYPH RECORDSのHPでMuzaの名前を見かけた時も不思議に気になったものだ。いいよこの人、惚れちゃってみたら?って感じ?(笑)。
Muzaは我が愛するFlorencia Ruizとも共演している。あ~そういえば音楽的にはアルゼンチンのEloisa Lopezに似ているな。現在3rdアルバム"Electric Bolero"を録音中。彼女のMySpaceで聞くことができるよ!
[PR]
by sh2o | 2007-07-16 15:23 | All Frontiers