Musica Argentina Brasileira All Frontiers


by sh2o

カテゴリ:All Frontiers( 98 )

Musica de 2006

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まずは2枚。

Florencia Ruiz 『FOGON』 
André Mehmari/Ná Ozzetti 『PIANO E VOZ』(DVD+CD)


この2枚は冷静な判断できません。。。

そして2006年によく聴いたアルバム、
そしてこれからも聴きつづけるだろう音楽たち。
・Sebastián Macchi/Claudio Bolzani/Fernando Silva
 『LUZ DE AGUA - Poemas de Juan L.Ortiz Canciones』
・Fernando Lerman/Ludmila Fernandez
 『Oliverio Girondo, para que siga dando vueltas』
・Fernando Kabusacki 『7/8 The Flower + The Radio』
・Andres Ruiz 『AMULETO』
・Georgina Hassan 『PRIMERA LUNA』
・Maria y Cosecha 『ESENCIA』
・Silvia Iriondo 『OJOS NEGROS』
・Aca Seca Trio 『AVENIDO』
・Sérgio & Odair Assad and their Family
 『A Brazilian Songbook Live in Brussels』
・GAIA CUATRO 『UDIN』
・Interoceanico 3 『CONFLUENCIA』
・Edmar Castaneda 『Cuatro de Colores』
・Sara Serpa Quintet
・Enzo Favata 『No Man's Land』
・La Chimera 『Tonos y Tonadas』


旧譜再発。
Quique Sinesiの伝説のグループALFOMBRA MAGICA
これは嬉しかった。1曲目のかっこよさといったらない!!

2006年は、これといったアルバムが無かったような印象だったが、振り返っれば結構あったなぁという感じ。それでも年末ラッシュが大きかったかな。

2007年は、もっともっと驚くような音楽にめぐり合いたいなぁ。
贅沢かしらん?笑
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by sh2o | 2006-12-31 12:16 | All Frontiers

Franca Masu "AQUAMARE"

a0023718_17202289.jpgサルデーニャ島の西アルゲーロ。イタリアでもスペインでもない、カタルーニャ(カターニャ、カタラン)語が伝えられる場所。Franca Masuはそこより生まれた地中海の宝石。

始まりはEnzo FavataのグループのギタリストMarcello Peghinの参加だ(ベースのSalvatore Maltanaも参加)。しかし聴いてみてそんなきっかけは何処かに飛んでしまう。ブラジルのNa Ozzettiのような、アルゼンチンのSilvia Iriondoのような、大地のようなエロチズムを感じるが、Francaのそれは入り江のように穏やかで寂しくて横たわる恋慕。絶品の3rdアルバム『AQUAMARE』

演奏の核はEleda Leddaの片腕でもあるマンドリンのMauro Palmas。切れ切れの思いの漂う風のような音。島影の冷たい水。熱くて冷たい。そんなFrancaの声にぴったりだ。Marcelloは曲も提供し充分に存在感を示している。これからもっと女性歌手のサポート、プロデュースなどで頭角を現しそうな予感がする。サックスのGavino Murgiaがいい。Gavinoもサルデーニャ出身のサックス奏者でRabih Abou Khalilの新譜への参加やMichel Godardとも活動しているようだ。Enzoに続く逸材だ。

Enzoの新譜では充分に聴けなかったサルデーニャ或いは地中海風味を堪能しながら、新しい才能に触れ、新しい美に虜になる珠玉の1枚。
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by sh2o | 2006-12-24 17:20 | All Frontiers

Enzo Favata "No Man's Land"

a0023718_14144286.jpg島から街へ。

サルデーニャのサックス奏者Enzo Favataの2005年リリースの最新譜『No Man’s Land』
2004年リリースの2枚組アルバム『CROSSING』が今までの活動の集大成的なベストアルバムだったので今後の展開が気になるところだったが、不覚にもこの『No Man’s Land』の発売を見逃していた!そういえば『CROSSING』の中の名曲名演奏"Patagonia Express"には『No Man’s Land』からの選曲と記載されているので、その時にはもうこのアルバムは完成していたのだろう。

『No Man’s Land』はイタリアのJAZZレーベルSPLASCHからのリリース。そして1曲目は"Patagonia Express"だ。この夢見るような展開はなんなのだろう。サルデーニャから足を踏み出し世界を巡る列車。これはEnzo Favata達の新しい旅立ちのテーマソングなのだろう。やはりMarcello Paghinのエレキギター、それに纏いつく星の輝きのようなDaniele di Bonaventuraのピアノの美しさ。冴えている。この二人はパーカッションのAlfredo LavianoらとBand’Unionというプトジェクトをやているよなので気が合うのだろう。2曲目はPeghinの曲"DUE + DUE"。これがまたPeghinのエレキギターをフューチャーしたFree&Impro系の香りのするJAZZ。今までの「サルデーニャ」という括りでのEnzo Favataのアルバムの中には無かったタイプの曲だ。レーベルがJAZZレーベルであるSPLASCHということもあるだろうが、この辺が新しいEnzo Favataの真骨頂なのだろうか。どうもなかなか馴染めない。Peghinのペンによる曲というのも意外だ。ちなみにPeghinはこのアルバム全曲でエレキ・ギターを弾いておりいつもの10弦アコギは無しだ。4曲目の”The Edge”もそんなタイプの曲。ACTレーベルあたりのワールドJAZZのドシャメシャ感に相通ずるものがある。5曲目は『CROSSING』にも参加していたクロアチア出身のJazzFusionギタリストElvis Stanicの曲だ。

「サルデーニャ」という音楽に限界を感じたのか飽きたのか、それはわからない。確かに長く活動を続けていれば、しかも同じメンバーで長く、となればおのずとそこにはマンネリやワンパターンは生まれてくる。実際Enzo達もそうだった。今回のアプローチはその流れの中から生まれてきたものなのだろう。それを証言するかのように、今までの公式サイトであったVoyage en Sardaigneは更新されておらず、Jana Projectのサイトが新たに立ち上げられている。そこには「music in sardina」と一緒に「world jazz」「tradition in translation」の言葉が並んでいる。確かにMarcello Peghinのエレキは真骨頂であり魅力的。Daniele di Bnaventuraのピアノは一番生き生きと輝いている。しかし肝心のリーダーであるEnzo Favataのサックスはどうなのだろう?どうもあまり目立たず凡庸な大海に沈んでいるように思われてならない。Peghinの手によるサルデーニャテイストの感じられる曲"Elegiaco"でのEnzoが一番魅力的だ。いずれにしても初っ端の"Pataginia Express"と締めの"Second Song"により、このアルバムの印象派素晴らしものになっている。Marcelloのエレキギターにも満足だ。それでもマンネリでもワンパターンでもいいからEnzoのいつものサルデーニャ節をもっと堪能したかった。

新たな旅に出たEnzo達。その出発に心から祝福を送るし、その行き先から届けられる音楽を楽しみにしている。でも、遠慮することないよEnzo。いつでも帰ってきて僕たちに聴かせてくれていいよ。
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by sh2o | 2006-12-24 14:15 | All Frontiers

Zera vaughan "Back to the roots"

a0023718_20263398.jpgイギリス人の父、フランス人の母との間に、チュニジアにて生を受けたZera Vaughanのアルバム『Back to the roots』。
なんといってもRandy Crawford の"Sweet Love"とSting"Fragile"の中近東風味カバーが非常に面白い!Zeraの声は微妙な土埃を帯びている。それが魅力。
現在はL.Aとパリを活動の拠点にしているらしい。
なかなか面白いよ!
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by sh2o | 2006-12-09 20:43 | All Frontiers

Interoceanico 3

a0023718_160141.jpgNYCから届いた便り。
Interoceanico 3 "CONFLUENCIA"

リーダーでありコンポーザー、ギタリストのHiroya Tsukamoto。ベースはMoto Fukushima。ドラムスはMarta Gomezとの活動でもお馴染みのFranco Pinha。Interoceanicoのメンバー3人によるアルバムだ。

1曲目は2004年のInteroceancoの来日ライブでも演奏した曲だろうか。懐かしい感触を楽しみながらも、1秒1秒進むたびに彼らの音楽の魅力に吸い込まれていく。浮き出てくる音がより3人の輪郭をはっきりと感じさせる。しかし、それはただ単にInterocianicoから3人の演奏を切り抜きしたというものではない。

まずは何といってもMotoのベース。初めて彼の音を体で感じられたような気がした。上昇下降するフレーズ。連指連弾うなるベース弦。たわみ歌うメロディー。このアルバムでの大きな聴きどころの一つはMotoのベースであることは間違いない。

Hiroyaのギターは鋭いというよりも眩しくなったような気がする。それは弾いているギターや録音のせいなのかもしれない。一音一音、一フレーズ一フレーズを丁寧に大切に弾いているという印象が強かったのだが、それはもしかしたらどこかHiroya自身の何かしら不安や迷いからくるものだったのかもしれない。ここでのHiroyaはとても自由に自信をもってメロディーを奏でているように感じる。そのHiroyaの眩しさは、決して目くらみするような立ち止まらせたりするようなものではない。彼の写真のように、雲間から地平からいつの間にか顔出した陽光。希望を抱き、安らぎに抱かれる。そんな心地よい眩しさだ。

Francoのドラムもすごくいい。Marta GomezやLos Changosでも聴いたことの無いようなFrancoの別の一面。このInteroceanico3でのFrancoの演奏が一番好きだ。それは特有のリズムを生み出そうという意図や、誰かの音楽をサポートしなければいけないという使命から解き放たれているからなのか。ドラムセットの前で「何かしでかしてやろう」という悪戯じみたFrancoの笑顔が浮かんでくるようだ。

ラテンアメリカを感じさせる曲、フリーフォームな曲。いろいろなタイプ、スタイル。どれも彼らの魅力を感じることのできる素晴らしい曲だ。中でも"Lejano"、"Bicicleta"、"Seventh Night"、"South"がお気に入りだ。

日々いろいろな音楽、アルバムを聴く。聴きながらふと「これってInteroceanicoっぽいな」とInteroceanicoの音楽を常に思い描いている自分に最近気がついた。今回Hiroyaから届いたInteroceanico3のアルバム。ますます彼らの音楽を、Hiroyaのギターを好きになったのは言うまでも無い。そして彼らの音楽によって、何となく音楽を聴くことにも疲れていた気分がなくなったような、そんな気持ちにもさせてくれたような気がする。

やっぱり音楽って素晴らしいね。ありがとうHiroya、そしてInteroceanico!
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by sh2o | 2006-11-11 16:00 | All Frontiers

Gerardo Di Giusto


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9/15にライブを聴きに行ったGAIA CUATROの2ndアルバム。
ライブを聴いた後にスタジオ盤を聴くと、何となく色あせて感じてしまうことはよくあることだが、このアルバム”UDIN”についてはまったくそんなことが無かった。

ライブでも感じたことなのだが、金子飛鳥のヴァイオリンがメインであることは間違いが無い。しかし惹かれるのはGerardo Di Giustoのピアノ。GAIAのメインコンポーザーであるから当然のことかもしれないが、やはり4人の中では図抜けたポテンシャルを持っている。それはAndre Mehmariほどの一生のうち出会えるかどうかの才能とまでは言わないが、Gerardoの信じうるのものを出来るだけ受け止めたいと抱かせる何がある。

そしてその気持ちを心置きなく深く味わえるのがGerardoのピアノソロアルバム”Piano Solo”。ライブでも照明の光に吸い込まれそうな煌きを見せた曲”Tardio”、”Habanera”の旋律の美しさは、自宅録音という安らぎも手伝いソファーにしっとりと体を預けるような、愛する人を抱くような、そんな狂おしい優しさを思い起こさせる。

Gerardo Di Giusto。彼のピアノに出会えたことも、一生の宝物だ。
そしてみんなにも見つけて欲しいGeradoという珠玉の音。

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by sh2o | 2006-09-25 11:59 | All Frontiers

GAIA CUATRO

9/15(金)。名古屋栄のJAZZ IN LOVELYへGAIA CUATROのライブを見に行く。

Gerardo Di Giusto/piano
Aska Kaneko/violin,voice
Carlos 'el tero' Buschini/bass
Tomohiro Yahiro/percussion


昨年のボトムライン、一昨年のJAZZ IN LOVELYも見に行ったが今回が一番よかった。聴衆が20人~30人とかなり寂しい。しかし、ここ数年の歩みが凝縮され実っているような、そんな充実した音塊、音魂を聴かせてくれた。すごいソリッドで高圧縮された音。それはPAの調整のせいなのかもしれないけれど、音が漂うことなく肌にビリビリと届いてくる。それは一昨年に魅了された記憶を呼び戻してくれた。
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金子飛鳥のヴァイオリンは水のように緩やかな滴、迸る清流、飲み込む大河、そのすべての流れゆくことの記憶を呼び覚ます。しかしそれはGerardo Di Giustoのピアノがあってこそだ。ニヤリと照れ隠しの笑顔を見せながら、隅々まで光のに匂いを塗していくようなピアノは絶品だ。右手が華麗なクラシックのテクニック。アルゼンチンの香りを運ぶ力強い左手の旋律。弾ける時、流れ出すときの眩しさに、時が止まったかのようにハっとする。
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ヤヒロトモヒロのパーカッションがブレーキを許さない。蹴られた石が、意思をもつように自由に遠くへ転がっていくように、地面を溶かすように、底に流れるGAIA CUATROの音と一緒に転がっていくことしか許さない。

バンドをしっかり支えているのはのCarlos"el tero"Buschiniベースだ。彼の視線のように見透かすようで遥か遠くの何も見えていないような。ぼんやりとした地平で緩やかに支える彼のベースは無くてはならない。
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新譜『UDIN』収録の曲達が素晴らしかった。バンド名を名づけた"GAIA"、Gerardoの魅力満載の"Habanera"。墨絵の森を疾走していくような"Como Lo Veo"。金子飛鳥の曲"Waltz For Camel"の骨太の笑顔。

そして聴くたびに安心感と興奮をもたらしてくれるGerardoの名曲"Tardio"そして"Primeiro"。
そうだ。GAIA QUATROは安心感と興奮を与えてくれる。

金子のヴァイオリンにはやはりアジアを日本をどうしようもなく感じる。それだけだと胸一杯に蓋をされてしまうような息苦しさを感じてしまうのだが、Gerardoのピアノが心の表面張力を取り去ってくれるマジックを与える。ヤヒロが音響の楽しさを伝える。Carlosがピエロのような照れ隠しとか寂しさの裏返しといった奥深い感情を漂わせる。

バンドとしての強烈なまとまりを見せ付けてくれた今回のGAIA CUATRO。次回はより自由な、溶け込み解き放たれていくような、そんな涙の心地よさを待ちわびたい。

すごく素敵なライブだったよ。。
ありがとう。。。。
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by sh2o | 2006-09-17 08:07 | All Frontiers

Lulacruza "Do Pretty!"

a0023718_15455761.jpgコロンビア出身のシンガーAlejandra OrtizがLuis Mauretteとともにオークランド、ボゴタ、ブエノスアイレス、そして江ノ島でのフィールドレコーディングの音源を盛り込みながらつくりあげたミスティックな世界。
AlejandraはNYCで活躍するギタリスト塚本浩哉のバンドINTEROCEANICOのメンバーとして2004年に来日もしている。江ノ島のフィールドレコーディングはその時のものだろう。彼女の自然体の肉感的な声が大好きだ。繊細な中に感じる太陽のように暖かいエロティックさがなんともいえない心地よさを残す。
Alejandraから届いたこの1枚のアルバム。大切にしたい。
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by sh2o | 2006-07-01 15:56 | All Frontiers
a0023718_14503327.jpghitmeことヤマカミヒトミ。miggyこと宮嶋みぎわ。 この二人によるhitme & miggyの素敵なアルバム。
1ヶ月くらい前だったかなCDBABYで買ったのは。それ以来、意識せずにふら~っと聴きたくなるCD。hitmeのサックス、フルート、ピアニカはSaigenjiのライブのときに初めて聴いたのだけど、Saigenjiよりも断然気に入ったのを今で強く覚えている。

ピアノのmiggyの自宅で録音されたというこのアルバム。本人たちも言っているが非常にリラックスした「日常」よいうよりも「自然」な音がする。こんなに素敵なサックスを聴いたのはPeter Epsteinのサックスを聴いて以来にのこと。もちろんhitmeのサックスの音色がPeter Epsteinに似ているということではない。「自然」に演奏するという姿勢が似ているのだろう。
miggyのピアノはジスモンチのように景色が広がっていくような鳥の羽ばたきを感じさせる。それも鳥のさえずりが聴こえるようなホームレコーディングだったからかな?

とっても素敵な音楽があるよ、このアルバムには。今はライブ会場や一部店舗、そしてCDBABYでの取り扱いだけみたいですが、近々もっと求めやすくなるよう。是非そうあったほしいな!!!
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by sh2o | 2006-06-07 15:04 | All Frontiers

Joana Machado "CRUde"

a0023718_865260.jpg美人!
以前紹介したSara Serpaと同じくポルトガル出身のJAZZシンガーJoana Machado
Saraとは違いオーソドックスなシンガー。
1曲目は"Round Midnight"そしてJobimの"Ana Luiza"とポルトガルのミュージシャンをバックにしっとりと歌う。Bioにも書かれているがLuciana Souzaを思わせるやわらかく胸に暖かい歌声だ。3曲目のギタリストAfonso Paisのオリジナル"Roda Dentada"の出だしのスキャットなど「お~Luciana Souzaじゃん!」という気持ちがグッと込みあげる。しかしそれはJoanaの個性がまだはっきりと見えていない証でもある。5曲目はHermeto Pacoalの"Ginga Carioca"。う~ん…これは消化不良というかな…。
才能は感じるけど、まだまだこれからという感じ。
ポルトガルのレーベルTONE OF A PITCHよりのリリース。けっこう面白そうなレーベルです。
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by sh2o | 2006-05-01 08:06 | All Frontiers