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Musica Argentina Brasileira All Frontiers


by sh2o

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Alvarezabala Duo "HALO DE LUZ"

a0023718_1728211.jpg1997年ブエノスアイレスで結成されたAlvarezabala Duo。クラリネット奏者Emiliano Alvarezとギター奏者Cecilia Zabalaのデュエット。
ギターとクラリネットのデュオといえばQuique SinesiとMarcelo Moguilevskyによる"Soltando Amarras"があるが、そこにNora Sarmoriaがヴォイスで参加したような印象。丁寧に奏でられるクラリネットとギター。コンテンポラリー・クラシックmeetsJazz y Folklore。二人ともとても上手い。Ceciliaのギターは他の誰でもない微妙で美明な揺らぎを感じる。聴いててとても魅力的だ。以前ギリシャ出身のギタリストElena Papandreouに似たような感触を得たことを思い出した。
見透かされ作られたものではなく、ジャケットのように奔放に茂る数々の葉っぱのように自然に繁茂し広がる自由な風に溢れている。時折見つけた実を摘み口に含み甘さやすっぱさに心躍らせる楽しみ。ゲストのGabriel LuchttiのdjembeとCeciliaのカリンバが効果的。
Ceciliaは “Guitars in the World ‘96 Festival”(EPSA)に参加している。そしてMorón “Alberto Ginastera” Conservatory of Music卒業。ということはFlorencia Ruizと同じ?!Ceciliaの方が年上だが在学期間はかぶってるはず。今度Florenciaに聞いてみよ。
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by sh2o | 2005-02-27 17:30 | Argentina

TRIUMPH

a0023718_22162042.jpgで、またまたカナダといえばRUSH?ANVIL?(そんな人はいないか)いいえTRIUMPHを忘れちゃいけない。時々無性に聴きたくなるアルバムって誰にもあると思うんだけど、わたしにとってはこのTRIUMPH"Thunder Seven"はそんな中の1枚。
Rik Emmett(guitar,vocal), Mike Levine(bass,keuboards), Gil Moore(drums,vocal) によるHard RockトリオTRIUMPH。前作"Never Surrender"で"A World of Fantasy"がスマッシュヒット。MTVで映像を見た方も多いかと。で、それに続いてリリースされたのがこの"Thunder Seven"。Rik Emmettのギターが聴きたい人には今ひとつかもしれないが、TRIUMPHの魅力の一つであるRickとGilのヴォーカルワークが堪能できる。Time Canon~Killing Timeの流れなんてゾクゾクくる。伊藤政則のラジオ番組(ん?TVでも出演したっけ?)でRickがMidsummer's Daydream生演奏したのも忘れられない。RickとGilが仲違いして解散してしまうかれらだが、まだ心地いい緊張感だったころの最後の作品なのかな。Rickのギターは戦いの中の雷、Gilのヴォーカルは飲み込み慈しみ降る雨、Rickのヴォーカルは悲しく激しく吹き抜ける風。戦いの後の静かな栄光、TRIUMPH。

彼らのHPで久しぶりに映像を見た。おぉぉぉお~!かっこいい!!DVD買っちゃおうかな~。。。
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by sh2o | 2005-02-21 22:17 | All Frontiers

Jorane来日予定

a0023718_22133888.jpg昨日からのつながりで。
Jorane来日予定!Expo 2005カナダ館がらみ。
わ~い!この時期に愛知に住んでてよかった~!!

しかしアルゼンチン館は展示スペースが半分になってしまったようだ。国内事情により参加中止まで考えていたそうだから、まぁしょうがないですね。アルゼンチンはやっぱタンゴ絡みなのかな…
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by sh2o | 2005-02-21 22:14 | Jorane

チェロ2題

a0023718_1933935.jpgZoe Keatng "one cello × 16"
カナダ出身のチェロ奏者Zoe Keatingのソロアルバム。タイトル通りZoeのチェロ1台による多重録音のアルバム。チェロがコップの中であっちへこっちへ振動するような導入に続いて雫のようなピッチカート。アルコが滑らかに騒ぎ出す。全体が大きく揺れ始め流れ込み始める。これは素晴らしい。David Darlingのソロ作より全然いい!緊張と安静のバランスが丁度いい体の揺らぎを作る。自然と体が揺れる。押し付け引き寄せざわめく。あ~なんか艶かしいな。チェロの上で淫蕩にふけっているような感覚。ジャケットもお素敵!全編飽きることなくじっくりと、はたまた横になり妄想にふけりながら聴くも素敵な時間を過ごすことができる。Zoe Keatingはチェロ奏者としてだけでなく、作曲家としても活動しているようだ。ただ今フルレングスアルバムを作成中とのこと。とても楽しみなアーティスト。

a0023718_18573726.jpgJorane "the You and the Now"
こちらもカナダはケベック出身のチェロ奏者&シンガーのJorane(Jo-Ranと発音するらしい)のアルバム。これまでも数枚のアルバムをリリースしているよだが今作はMichael Brookのプロデュースによるワールドリリース作。気だるいJoraneのボーカルに胸に強く押し付けるようなチェロ。とても雰囲気のある作品。いや不思議な感触のある作品。コンテンポラリー・フォークみたいな感触もするが、とてもイマジネイティブな内省的な空気も強い。Daniel Lanoisが1曲で参加。これでこのアルバムの雰囲気が掴めるかも知れない。チェロ奏者というよりヴォーカリストという色彩のほうが強い。カナダではCirque du Soleilの音楽を演奏したりSARAH MCLACHLANのアルバムにも参加していたようだ。他のアルバム、とくにライブ盤がるようなのでこちらを聴いてみたい。
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by sh2o | 2005-02-20 18:58 | Jorane

from Mexico

a0023718_1375372.jpgAndres Argil/Alejandro Saqui "Vecindario Global"
メキシコより謎のエクスペリメンタルミュージック登場。Banda Elasticaにエレクトロミュージックをまぶしたような感じだが、Elasticaのような大道芸な感じは無い。シリアスでシュールな感覚。どこかカブサッキの音楽に似ている。エンハンズドトラック入りだが、それもカブサッキのThe Planet DVDのようなコミカルグロっぽい。この二人についても他の参加メンバーのついても情報は殆どないがエンハンズドトラックにあるようなフィルムミュージックの世界で活躍しているのだろうとの想像は膨らむ。カブサッキ好きにはお薦め!

a0023718_1382294.jpgBird Quartet "Sol azteca vs. Mexican sky"
これもわけわかめなメキシコ物。鳥さんメンバーのうちの一人は"Vecindario Global"に参加している。鳥の鳴き声が全編にわたりノイズかグリッチの音のように薄っすらと支配している中に、ギターやフルートやヴォイスが並列するようにインプロヴィゼーションを繰り広げる。不思議な音楽だ。密林の中でシリコンチップの山や水銀の滝にであったような感覚。エンハンズドトラックがまた変。上記CD同様Carlos ConsとAlejandro Consによる作品。Evil Bushが特別出演しています。

で、この2枚にからんでいるのがCero Rerodsというこれまた謎なレーベル。Banda Elastica同様フランク・ザッパの流れから来ているようだが、この2枚まできちゃうとえらいこっちゃということに。う~ん。楽しみなのか怖いような…コンタクト開始だぃ!
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by sh2o | 2005-02-20 13:57 | All Frontiers

André Mehmari

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わたしの世界一好きなミュージシャン・ピアニスト(Florencia Ruizは別格)André Mehmariのホームページができたとの案内をもらいました。
ここです。
Andréらしいシンプルで素敵なHP。AUDIOは必聴!スコアもありますです。
5月にアメリカでライブを行なうAndré Mehmari。さぁ日本にも皆で呼ぼうよ!!!
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by sh2o | 2005-02-16 19:19 | Brasileira

Ett@TOKUZO

2/12 得三Ettのレコ発ライブ!

事前に席の確保が難しいとの情報を得て6時過ぎへ得三へと行く。
「mixiの前売りで」と符牒のような響きにちょっと快感…さすがに客席はまだまだまばらだがステージ一杯のセットがこれからの興奮を予感させる。焼酎ロックを片手に客席へ。次々に入ってくる客。振り向くといつしか立ち見でいっぱい!大正風のお着物姿の女性もチラホラ。Ett"テンカラ"のジャケにあわせての粋な装い。開演時間の7時をまわる。も~場内熱気でムンムン。

そしてAC/DCロックT姿のKei、続いて西本さゆりの登場。1部:デュオ、2部:カタリカタリ、3部:Ettバンドお3部構成との固いトークの後「柳の手」でライブは始まる。「蓮の花びらは未だ泥の中」。そうこれから咲きはじめるEttのライブの幕開けにピッタリ。カブサッキで見たときのKeiって髪の毛ボサボサの危ない人って雰囲気だったけど今日はまったく違う。たんたんと続く今日の中、西本さゆりの声だけが塊となって肌に舞い降りる。びりびりと震える声。彼女の声は彼女の骨すべてから響いて喉から流れ出る雲のよう。雨を降らし、雹を落とし、陽を遮り顔を出させる。Keiのギターは馬車に乗って揺れながら感じる路面のよう。ガタガタカタカタとリズミカルに不意打ちのうに、何時も其処についてくる素敵な伴奏であり、自由でかけがえのない存在感。「ホホホイっと」という感じで一部はあっけなく終了。

2部はカタリカタリ。西本さゆりの一番のお気に入りのバンドとのこと。はじめて聴く。河合の朴訥とした低音の声に長瀬の緩やかな高音。ウッドベース、カホン、クラリネット。素朴な中に密やかな笑いが浮かんでくる音楽。1曲でKeiとさゆりが参加。マンモス云々という歌がよかった。メンバーはもう一人いるとのこと。アコーディオンとか入ると面白いんじゃないかな。カホンもループさせながら演奏するともっと自由な展開がでるかな?とも。もうちょっと踏み込めなかった。酒とつまみが必要だったかな?

で、待ちに待った第3部Ettバンドの登場!全員「テンカラ」のイメージにあわせて着物、着流し姿だ。あ、あれが河西さんか~と感慨。
「入り江の鳥」でのさゆりのスキャットはもう大きな雲の中で風と太陽と雨の奔流の中に身を任せているよなどうしようもない愉楽を感じる。「太陽」でのさゆりの話しは思わず納得。この曲地味だけどすごくいい曲。「無理やりやったらこわれてしまう~」大好き。そして「海猫」「イネムリオヨギ」「雨男」の三連弾!自在に紆余曲折しながら陽だまりを探すようにツボにはまるKeiの335のギターワーク。ソロはKeiいうところの「ヒレッジ」風か?いやいやオズリック・テンタクルズに聴こえたよ!ドラムス、ベースとの絡みはドイツのプログレバンドNekterみたい!かっこいいいいいぃぃ!!いや~もう快感快感。このときほどギュウギュウ詰めの客席をのろったことはない。あ~踊りたかったよ!しかし「雨男」は実に素晴らしい。AFFINITYかと思っちゃた。そういえばさゆりのヴォーカルってAFFINITYのヴォーカルLinda Hoyleにどこか似ていると思った。そうだEttにハモンドオルガン!これどうでしょう?「ヨレヨレ楽団」でまずは大円団。
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バンドではパーカッションの林敬子がとてもよかった。彼女なしにはこのステージはありえなかっただろう。今ひとつリズム隊のノリが不十分に感じた。暴れるスペースが窮屈だったかな?

そしてアンコール。「All you need」。全員参加型の曲?ナハハハ!もう笑って一緒に歌うしかない。約1名のかくし芸も温泉旅館ぴったりのズッコケ加減で疲れた笑いがじんわり心地いい。2回目のアンコール。最後も「柳の手」。泥の中から、静かに大きく静かに澄んだ蓮の花が開く。池を漂い川を流れ海を夢見て、心の中に鎮まり沈んでいく音とともに、また泥の中へと眠る。ぼく達の夢の中に大きく澄んだ蓮の形の雲を残して。さゆりの声がKeiのギターがいつまでの陽の光のように差し込む。。。
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熱気から逃れるように得三の外へとでる。放心した表情と会話、絡まり頷きあうような視線。上気した空気が店のドアから皆の体から夜の空へ解き放たれていく。Ettの音楽が身から離れていくようでいとおしむ様に空を見つめる。でも知っている。足がリズムを踏むのを。歌がこぼれてくるのが。「さあゆこう高い空に」。Ettはもう当たり前のように夜も朝も高い空に浮かぶ雲。「流れる雲はゆっくりたかく…離れてもここにいる」。
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by sh2o | 2005-02-13 14:20 | Ett

Wachovia Jazz

a0023718_16233061.jpgアメリカはサウス・カロライナ、チャールストンでSpoleto Festivalというイベントが5月27日から6月12日にかけて行なわれるようだ。
その中のWachovia JazzというステージにAndré MehmariがZé Alexandre(bass) ,Sérgio Reze (drums) とのトリオで登場!
なんとKate McGarryRenaud Garcia-Fons “Entremundo” Trioも登場!
いや~これ聴きに行きたいな。マジ行こうかしら。。。
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by sh2o | 2005-02-08 22:15 | All Frontiers
a0023718_1646026.jpgcyz(サイズ)ことCynthia Zamoranoの2ndアルバム。
数年前Beco Doranoffのコンパイルした”"Caipirossima"で始めて出会ったcYz(この頃はこの表記)。収録されてた曲"Zumbi"は衝撃のマラカトゥドランベに対比するようなCynthiaの美しい声に速攻参ってしまった。丁度Latina誌でそんな最新ブラジル北東部(レシーフェ)音楽特集が載っていて確かCynthia Zamoranoの名前もそこにはあった。その後暫くしてPrecyz名義のアルバム"Precyz"をゲット。Cynthiaの1stソロというよりは実質Joao Roquetteとのデュオ作か。ポルトガルのOff The Recordからのリリース。Joyceの名曲"Baracumbara"でのCynthiaのボーカルが卒倒ものの素晴らしさたったが他は凡庸なブラジリアン・エレクトロ・ジャズという感じでピンとこなかった。
そして申し訳ないが忘れた頃に届いたのがこの "littlefishdublongwaterssamba"。こりゃ~いいよ!初っ端のタイトル曲 "littlefishdublongwaterssamba"は今流行りのブラジリアンクラブミュージック風で?と思いきや、Cynthiaの青空のパレオが舞うようなキュートなヴォーカルが凡百の輩との差を見せ付けるぜ!この曲にはFred 04参加。なるほどね~。続く"que samba"にはZeca Baleiroがゲスト。3曲目には何とGilberto Gil。そして5曲目には盟友DJ Dolores。そして故郷レシーフェからはDona Cila Do Coco!全体的にCynthiaのキュートなヴォーカルをメインにリオ、レシーフェのミュージシャンが完璧なサポート。日本盤もWard Recordsから発売になっているがあまり話題に上ってないみたい。もったいない!ブラジリアンミュージック通にもクラブミュージク好きにもこんなに「楽しい!」と思わせるアルバムは無いのに!!そうだよ。この楽しくて爽快な感覚はJoyceに似てる!
熱気を帯びたフロアに夜風が月明かりを運ぶ。青空のパレオが舞い降りる。フロアを満たした愉悦の海にcyzのシャンパンヴォイスがやさしく響く。泳ごうよ、"littlefishdublongwaterssamba"を。
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by sh2o | 2005-02-06 16:47 | Brasileira

Orchestra Dim Bridges

a0023718_21545744.jpgともにWayne Horvitzとの活動歴のあるヴァイオリニストのEyvind KangとサウンドアルケミストTucker Martineによるプロジェクト=架空のオーケストラOrchestra Dim Bridgesのアルバム。
緩やかな音景。透き通る水に静かに浮き沈む泡の感触。う~んSigur Rosのシアトルからの回答みたいな感じ。メロディアスなサウンドトラックの中に時折さしこまれるノイズが、日常に潜むエラーのように完全無欠な密室からわたしたちを拾い上げてくれる。Eyvindの奏でるアジア的なメロディーがパラノイアなパラダイスへと運んでくれる。日常と非日常とは。静寂と雑音とは。非凡な感性が通俗的なテーマを元に、現実の影を美しく沸き立たせる。
ぼろぼろの布っ切れを引きずり歩く音。夢の切っ端が頭を掠める音。酒場で愛が浪費される音。森の中で恐怖が切り刻まれる音。部屋で孤独を抱きしめる音。お、そういえばFernando Kabusackiの世界にも似ているな。教えてあげよっと。
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by sh2o | 2005-02-05 21:55 | All Frontiers