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Musica Argentina Brasileira All Frontiers


by sh2o

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PORNOIS "ILUMINA AL MUNDO"

a0023718_21263273.jpgIan Kornfeld, Seba Landro, Juan Rey, Lucas Totino Tedescoの4人によるアルゼンチンのエレクトロユニットPORNOIS
トーマス・ドルビーにRock ArgentinaをやっているようなそれはPopで刺激的な内容。ブエノスアイレスにウルトラヴォックスやヒューマンリーグ、ヘブン17なんかのニューロマンティックブームが起きたらこんな感じ?ジャケットはクラフトワークかDEVOなの?ってな感じさえする。
PORNOISはFlorencia Ruizの友人たちで、Florenciaのアルバム”CUERPO"の録音を手がけている。8曲目のEfecto LadoでFlorecniaはヴォイスで参加している。文字通りエフェクトがかかっておりFlorencia自身のアルバムとはちょっと雰囲気が違うがこれもまたクラッシュアイスがカラカラ鳴っているようでキューティー悪夢な感じ。カブッサッキの悪夢をひっくり返したら、POPでスペーシーな内的宇宙が拳を突き出して特別優待。13曲目Power of DennisではインプロヴァイザーSergio Merceがご機嫌なサックスを吹いている。
打ち込み、サンプラー、キーボード、エレキギター、ベース、ヴォイス。そのすべてが有機的に絡み合い、新しい海を生み出している。アンビエント、Hip Hop、エレクトロニカ、Pop。こんな楽園の海を泳いでみたいよ。
ゆらゆらと揺れる中で、摩擦と亀裂の中で、新しい波がぽつんと響きだす。漂いうねる波はやがて乳房のように揺れだす。柔らかくしなやかに、かたく暖かく。波の中で僕たちは泳ぐ。まるで君の上にのるように。時折傷をつけあい、傷口をなめあう。二つの波がぶつかり大きな一つの波になるときに、眩しい空白が見える。きらきらした埃が宙を舞い、電灯は大きな音を立ててショートする。体が心の中にバラバラにくだける時、恍惚は世界と重なる。
PORNOIS, Por Nois, PORNO is
永遠にこの海は心の中で響く。怪しい快感と、静かな覚醒を震わせながら。孤独と欲望の永遠のハネムーン。
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by sh2o | 2005-03-30 21:24 | Argentina

Andre Mehmari BLOG

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唯一無二の存在。
ブラジルのピアニストAndre Mehmari BLOG作りました!

わたしの世界一愛するミュージシャンAndre Mehmari。
Florenciaは世界一愛する友人。
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by sh2o | 2005-03-28 17:44 | Brasileira
a0023718_21452178.jpgイタリアのギタリストGiuliano Belottiとパーカッション奏者Armando Cornellとのデュオアルバム。実質Giulianoの1st"Alma de sur"に続く2nd。JobimやVila Lobosの曲を演奏しているせいか、またパーカッションとのデュオというせいか、ブラジルのギタリストのアルバムみたい。しかしそこにはどうしようもなく典雅な音がそこはかとなく匂うのはイタリアだからか。正直に告白すると、ギターソロアルバムって苦手だ。興味と集中力を持続させるのが並大抵でなはいから。しかし南米、イタリア、レバノンの作曲家の曲を集めたこのアルバムは曲調のヴァリエーションもさることながら、Giulianoの美しい彫刻の施された巨大な木の扉を開き、木の床を踏みしめ、木目の細かい壁に反射するギターが素晴らしい。切れ味見事なペーパーナイフのようでもある。Armandoのパーカッションもすごく効果的。レバノンのOud奏者Marcelo Khalifeの曲がイスラミック・ルネッサンスな新鮮な名演奏。聴いてて飽きないし、BGMとしても顎を静かに撫でていくようで理想的な印象。
とっても得した気分~!
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by sh2o | 2005-03-26 21:46 | All Frontiers
アルゼンチンでミュージシャンとしてインターネットラジオ放送局のDJとして活躍されている佐野まりさんが万博アルゼンチン館関係で帰国されているようです。
佐野さんのblogで万博情報も含めていろいろ書かれています。
佐野さんのライブ、どこかでないのかな~?期待しちゃってます!
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by sh2o | 2005-03-22 15:43 | Argentina

Antonio Restucci "Crisol"

a0023718_187835.jpgチリはサンチャゴのギター、マンドリン(マンドーラ)奏者Antonio Restucci。彼の6thアルバムにあたるらしいアルバムがこの"Crisol"。以前紹介したチリのシンガーFrancesca Ancarolaのアルバムと同じくPetroglyph Recordsからのリリース。
南米やチリというよりスパニッシュフュージョンみたい。それもAntonioが近年はバルセロナを活動の中心としているせいだろう。向こうではなんと今話題のフラメンコグループOjos de Brujoのヨーロッパツアーにも参加したという。ベーシストのCarlos Benaventも一部参加している。カホンとベースのユニゾンにのせて高速マンドリンプレイが爽やかに駆け抜ける。しかしそこにあるのは地中海的な爽やかさではなくアンデス的な冷たく乾いた爽やかさであるところが面白い。ハンガリー人ヴァイオリン奏者Zoltan Lantos(Kolinda!)参加のGypsy Sunriseなんて曲もある。米のフュージョンバンドSea Levelを思わせる部分も。それはレーベルがニューメキシコという南部にあるからかな?しかし何といっても個人的興味はピアニストCarlos AgurreとCarlosのバンドのベーシストFernando Silva参加。そう、アンデスの冷風が地中海に駆け抜ける。あ~こりゃ気持ちいい!!!
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by sh2o | 2005-03-21 18:08 | All Frontiers

Eribera

a0023718_18564769.jpgヴォーカルのUliana DiazとギターのMarcel RochaのデュオEriberaの1stアルバム。
これは面白いプログレッシブ風味の効いたMPBサウンドだ。MarcelのKING CRIMSONのREDを思わせるようなギターサウンドに、Ulianaのモダンフォーク調のどこか荘厳さを感じさせる透き通った声が重なる。ギター1本によるArrigo Barnabe?これはメチャクチャ新鮮!今までにこんなのなかったんじゃないかな。 Elis Regina, Cássia EllerやElza Soaresに影響を受けたというUliana。大学では19世紀から20世紀初頭のリオの音楽史を研究したという。MarcelはSubaとRobert Fripをリスペクトしているらし。各々の影響と興味と探求がオリジナルの形を成した稀有の1枚。
ブラジル音楽ファン以外の人に強力に推薦したい!心地いいほどにカッコイイ!!
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by sh2o | 2005-03-20 18:59 | Brasileira
a0023718_1149011.jpg以前紹介したチェロ奏者Zoe KeatingがいるグループRASPUTINAのアルバム。
通算何作目かわからないが初めて聴く。いいじゃな~いぃ!チェロ・ロック!!リーダーのMelora CreagerはNIRVANAと交流があったりしたらしいが、音もそれらしい影響を感じさせながらのオルタナ・ゴシック・ロック!Meloraの引きつった笑顔で歌われる恨み言みたいな感じのヴォーカルのちょっとゾクってくる。Zoeのチェロはディストーションかまして暴風マインドストーム警報発令ってな感じ。ほほほほとちょっと得した気分になれたアルバムでした~。
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by sh2o | 2005-03-18 11:49

Marcos Nimrichter

a0023718_16214873.jpgリオのピアニストMarcos Nimrichter。以前も紹介したがMPB誌最新号に紹介されたので再掲。
写真のアルバムはソロ処女作。Mario Adnetの片腕としてMoacir Santos "Ouro Negro"やMario Adnetの作品に参加。Marioがディレクターを務めたBiscoito Finoレーベルからでた"Jobim Sinfonico"にもピアニストとして参加している。
そのMarcosのデビュー作がBiscoito Finoから登場。といっても2002年にNiteroi Discosからでていた作品のディストリビュートだ。でも好作品を連発しているBiscoitoからでたというのが素直にうれしい。華麗なMarcos流ブラジリアンジャズ。ショーロ風味が生姜のごとく効いている!同じくBiscoitoからでたZe Renatoの新譜にも前面参加しておりソロとは違うMarcosの演奏を堪能できる。今後Cristvan BastosやLeandro Braga的な存在に間違いなくなっていくだろう。

a0023718_16525369.jpgそしてNew OrleansでMarcosのライブが!
Marcos Nimrichter Quartet

Marcos Nimrichter - piano and accordion
David Mooney - guitar
James Singleton- bass
Wayne Maureau - drums


March 13th
Shows at Snug Harbor Jazz Bistro
9 and 11 PM
626 Frenchmen Street
Tel: 504- 949-0696

March 15th
Clinic at UNO
PAC - room 103
3PM
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by sh2o | 2005-03-12 16:29 | Brasileira
a0023718_2117752.jpgサルディーニャ島出身のサックス奏者Enzo Favataのグループに参加していることで知ったDaniele Di Bonaventura。Enzoのグループでは主にバンドネオンを弾き、Enzoのサックスとともに太陽に照らされた広がっていく哀感を奏でている。
さてこのアルバム"Improvisation"はパーカッション奏者Alfredo Lavianoとのデュオアルバム。1996年の作品。全4曲で、1曲目がDanieleのピアノとAlfredoのパーカッションによる40分にわたるインプロヴィゼーション。軽いタッチで心の隙間にじわりと浸透していくようなDanieleのピアノとAfredoのタブラによる叙情的インプロ。Andre MehmariのCelio Barros, Sergio Razeとのインプロアルバム並みの美しさと透明感。風に針葉を差し入れるとこんな音がするのだろう、という音楽。2,3,4曲はDanieleのバンドネオンとパーカッションとのデュオ演奏。単純にDance1,2,3と題されている。ということはピアノとバンドネオンによる全2曲のアルバムと考えてもいいだろう。DanieleのバンドネオンはEnzoのグループでのと同様に陽に照らされたぽかぽかした哀感を醸し出している。Alfredoのパーカションが遠くから来た見知らぬ親友のように周りをぐるぐると転がる。AlfredoはDanieleの紹介なのか、Enzo Favataのアルバム"Made in Sardinia"に参加している。
悲しみが海に溶け、いつしか雲となり、愛しい人の住む丘の上で、風の語る交歓を静かに見つめる。また一つイタリアで宝物をみつけた。Daniele Di Bonaventura。
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by sh2o | 2005-03-08 21:14 | All Frontiers

Vocalise "tudo e coisa musical"

a0023718_2232379.jpgブラジルから届いた1枚。写真では判りにくいが特殊缶パッケージ。そう女声2声、男声3声によるブラジルのヴォーカルグループVocaliseのデビューアルバム。
メンバーはBetu Dau, Fabiola Farias, Ivan Azevedo, Marcio Monfeiro, Marcus Aurelius
曲目はGuinga, Joyce, Lenine, Miltonなどなどずらりとブラジルを代表するコンポーザーたちの曲がならぶ。これはMPBファンなら手に取らずにはいられないだろう。Lenineの"A Ponte"なんてぞくぞくするよ!最高!!そして注目はHermeto Pascoalの参加。HermetoのVocalise賛歌から始まる"Musica Das Nuvens e Do Chao"は5声にて」Hermetoの世界を見事に表現。ブラジルらしい肌にじゃれ付いて来るような独特の声たちによるハーモニー。ただきれいで美しいだけでない粘膜と汗に彩られた虹色の光景が広がる。
Hermeto他の参加メンバーもMaricio Bahia,Carlos Marta,Wanda Sa,Yuri Popoffなどなどびっくりするぐらい豪華。個人的にはDalomo.C Motaの参加がうれしい。もともとこのアルバムはDalmoがらみで知ったもの。
あぁ。こんなVocaliseに囲まれてカクテルを浴びるように飲めたら。音楽のミューズにすべてを捧げてもいい。これはきっと大ヒットしますよ~!
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by sh2o | 2005-03-07 22:32 | Brasileira