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Musica Argentina Brasileira All Frontiers


by sh2o

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6月5日

Tribulaciones Music Tour 2005 presenta:

Domingo 5 de Junio en La Trastienda

Seiichi Yamamoto y Yuji Katsui
con
Fernando Kabusacki, Mono Fontana, Alejandro Franov,
Santiago Vazquez y Fernando Samalea

Seiichi Yamamoto: guitarra electrica y samples
Yuji Katsui: violin y samples
Fernando Kabusacki: guitarra electrica
Mono Fontana: teclados
Alejandro Franov: teclados
Santiago Vazquez: bateria y percusion
Fernando Samalea: bateria y percusion


La Trastienda
Balcarce 460
Buenos Aires
21hs

entradas desde $15 en venta en La Trastienda, Ticketek (52377200) y disquera Zivals (Corrientes y Callao
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by sh2o | 2005-05-31 22:59 | Argentina

Nitin Sawhney "PHILTRE"

a0023718_10234763.jpgNitin Sawhneyの新譜"PHILTRE"="媚薬"。

うずたかく積まれた感情の滓の中から魔術のように一つ一つ糸を引くように差し出される霞。あてどなく彷徨い泣き喚き眠り。目が覚める時にあのときの失われた機会に気付く。
媚薬のように、霞のように、周囲はぼやりとするのに、あそこだけに感じる針のような痛みと快感=Tina GraceとJohn Goldenの声が静かに海辺に流れ着く。Reena Bhardwajの黄金の茶葉の上で踊るようなヴォーカルに陶然とする5曲目"MAUSAM"からまた別の扉が開きだすのをはっきりと感じる。Nitinはそれまで体を麻痺させておいて縛り付けておいて溺れさせておいて、Vikter Duplaxのヴォーカル曲"Journey"で新しいく生まれる体の疼きとうねりを手に入れる。視線と指先が中を彷徨い体と心は分離し始める。Ojose de Brujoとの共演曲"Noches En Vela"で分離した体と心は再び一つとなる。地上に舞い降りた星の塵は砂と風の中で乱れ舞う。汗が体から流れ出る瞬間がわかる。体から汗が零れ落ちる瞬間を感じることができる。
拳を握る手の平に滲む血を只泣きはらし舐めるのはやめる。世界に投げ出された媚薬がNitinの音楽の中で透明な迸りとなって世界に降る。それを体に浴び飲み干した今、今宵の一歩が新しい世界を作る。明晩の出会いが輝く瞳を得る。そう信じることの媚薬。

しかしBlue Note Tokyoでのライブを思い出さずにはいられない。すっごい見うたい!我慢できない!!これもまたNitinという名の媚薬。
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by sh2o | 2005-05-29 10:25 | All Frontiers

Fuga Discos


a0023718_15312277.jpga0023718_1531526.jpgブエノスアイレスのエクスペリメンタル・ミュージックのレーベルFuga DiscosからでているコンピレーションCD2枚。
"Fuga Externa"(2002)、"fuga experimental"(2004)。
Fuga Discosは、いうなればBsAsのErstwhileレーベルという感じかな。首謀者Luis Marteの音源リリースのほか、Francisco LopezやPablo Reche、Fernando Kabusackiなどを招いたイベントなどを開催している。上記2枚はそれらアーティストの音源をコンパイルしたもの。Sami AbadiやGustavo Lemasの音も聴くことができる。一応KabusackiのもSami Abadiのも未発表音源のようだ。
Fuga Discosのイベントの中で面白いのはなんといってもFuga Jurasica。その名の通りBsAsにあるアルゼンチン自然博物館(Museo Argentino de Ciencias Naturales)で行なわれるイベントだ。今年で7回目を数えるイベント(8/6、7開催予定)。アルゼンチンのみならず隣国ウルグアイやペルーからもアーティストを招いて行なわれている。音楽、映像そして展示物が融合して醸し出す空間は写真を見るだけでも楽しい!これも見てみたい~!!Florencia RuizとLuis Marteは友人でどうやら今年のFuga Jurasicaに誘われたらしい。是非出演して!
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by sh2o | 2005-05-27 20:31 | Argentina
a0023718_19155070.jpg元Lito Vitale QuatrtetoそしてSpinettaのバンドlos socios del desiertoのベーシストMarcelo Torresの10年ぶりの2ndアルバム。
彼のキャリアを物語るようなフォルクローレ色を感ずることのできるJAZZ Fusionアルバム。Lito VitaleよりもJAZZ色が強い感触。Marceloが6弦ベースで空間を埋めていくタイプなので、他の楽器ができるだけスペースを作っていく中でメローなサックスを主体とした演奏。ドラムスはLitoの頃からの付き合いのChristian Judurcha。ところどころでMarceloのヴォーカルが入る。
Lito Vitale Quartetoのスペインでの93年のライブ映像を見たことがあるけど、その頃から美メロ激ウマは変わらず。でも1st"Edad Luz"と聴き比べるとサウンドにはあまり変化が感じられない。すで10年前のスペインのレーベルSONIFOLKのリリースなのでアルゼンチンでの本格的なデビュー作というこ事でこれでいいのかな?
個人的にはSpinettaのDVD"San Cristoforo"で聴けるような単調だけど強靭なグルーブを感じる"San Cristoforo"のようなタイプの曲・演奏が聴けなことに不満が残るが、Marceloらしいやさしく丁寧なサウンドで安心して聴ける。でも結構ライブでは体を震わせて危ない奴?といった雰囲気もあり。それが聴きたいんだけど!この辺の煮え切らなさは同じくフォルクローレJAZZベーシストWilly Gonzalezにもいえることで、何か国民性の特徴?でもLitoは派手だし(あの風の中で燃え尽きるような感触はLitoならでは?)。
フロレンシアにこのアルバムのことを話したら彼女のバンドのベーシストIvan TkachukはMarceloにベースを教わっていたらしい。あらら。また不思議な縁がまた一つ。
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by sh2o | 2005-05-24 19:23 | Argentina

Kate Mcgarry "Mercy Street"

a0023718_1927718.jpgNYCを拠点に活動するヴォーカリストKate Mcgarryの2ndアルバム。前作同様Steve Cardenaceが全面サポート。ドラムスもKenny Wollsen。前作はギター中心の音作りとなっておりSteveのほかにKeith Ganzというギタリストが参加している。Kateの繊細朝靄の中でコーヒーを飲むような繊細で暖かなヴォーカルをサポートするSteveのエレキとKeithのアコギ。Radka ToneffのアルバムにRalph Townerが参加したみたいだ。
曲も前作同様にカバーが中心。Joni Mitchell "Chelsea Morning"、Bjork "Joga(state of enemy)"そしてPeter Gabriel "Mercy Street"。ブラジルものではToninho Horta "Aqueles Coisas Tados"。タイトルソングでもある"Mercy Street"の夜中の人気の無い通りを一人悲しみを足にまとい彷徨うような空気に溜め息。Fred HerchのピアノがはいるFredとNorma Winstoneの曲"Stars"に目が霞み星が揺れ動いては見失う。
実はこのアルバム。2~3回聴いてしっくりこずに放っておいたのだ。そして今改めて聴きなおして胸を締め付けられている。ここでもまた音楽に愛される喜びを感じる。

Kate Mcgarry。まだ肌寒い初夏の夜に好きな人の肩でも抱きながら。聴こえる緑の囁き。
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by sh2o | 2005-05-23 23:22 | All Frontiers

Guillermo Kline "una nave"

a0023718_16365230.jpg前作"Los Gauchos Ⅲ"はNYCに棲息する南米出身ミュージシャンたちを集めた2枚組みのラテン・マリア・シュナイダーのような力作だったが、本作はNYC帰りのアルゼンチンTOPミュージシャンたちを集めてのBsAsでの熱い演奏。ほんと皆iなんでこんな熱いの?NYCには負けないぜ!という意気込みなのか、これが現在のBsAsの真の実力なのか。それは後者の方だろう。BAUレーベルしかり、SIJAZZしかり。
ドラムスのDaniel "Pipi"PiazzollaとSergio Verdinelliいいね~。棍棒と槍って感じ。ベースのMatias Mendez。この人は今までよく知らなかった。Fernando Huergoよりもいいんじゃない?ホーン奏者たちはいうまでもなし。Juan Cruz de Urquiza、Rodrigo DominguezといえばQuinteto Urbano!二人が揃えば最強!!ギターのNahuel Litwinにも注目したい。こそこそアコギでいい味だしている。
リーダーのGuillermoだがピアノの演奏は相変わらずよくわからん。しかし作曲・編曲は相当あぶなくなってきてる。ミロンガのリズムで高速道路を突っ走ってるようなJAZZだ!実はBAUにもSIJAZZにもこうした沈黙のうちに暗闇をぶっちぎるようなホワイトアウトな感覚って少なかった。GuillermoはBsAsに新風を巻き起こしてくれるかな?しかしGuillermoは現在バルセロナ在住。Fresh Soundsよりライブアルバムもでたばかり。Guillermoは再びこのアルバムでも歌っているが案外いける。

曇り空の下でも肌が赤くはれ上がるような容赦の無い静かな情熱。
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by sh2o | 2005-05-22 16:42 | Argentina

Økapi  "Where's the beef"

a0023718_15264886.jpgイタリアのエレクトロユニットMETAxUの元メンバーØkapi ことFilippo Paoliniのアルバム。
Økapi という名前もすっ呆けているがなにやら意味深にも感じる。不自然で自然な整合物という感触?ジャケットもMETAxUとZUの合体バンドともいえるDOGONのアルバムジャケットを手がけたCamilla Falsiniの作品。Camillaの作品もユーモラスでシュールでokapiに相応しい。
肝心の音だが、okapiのベッドルームで録音されたというのも納得の、サンプラー・ターンテーブル・テープ・CDによる彼の生活断片と記憶と妄想の世界。とにかく面白い。昔教育TVでイタリアのクレイアニメーションやってたけど正しくそんなかわいくもストレンジな世界。
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by sh2o | 2005-05-22 15:29 | All Frontiers
チュチョ・バルデス &“エル・シガーラ”を愛知万博へと聴きにいく。
Diego "El Cigala" : voz
Chucho Baldes : piano
Yesly Heredia Figueroa : contrabajo
Jose Luis Quintana Fuertes "Changuito" : pailas
Sabu Suarez Escobar : percusion

初夏の夕暮れ。風は夜の湿気を帯びてやさしくざわめきを包む。それは高揚し震える気持ちを無理やり鎮めてるかのようでもある。会場のEXPOドームは超満員だ。キューバやフラメンコなど普段耳に馴染みでないだろう万博来場客、各パビリオンのスタッフたちという非常に国際色豊か?な客層。
そしてチュチョとバンドの登場。チュチョの指先から煌きという名の音が流れ出すのがわかる。超絶と神業とか無意味な言葉を使いたくない。これはチュチョに与えられた宝であり、それを聴くことのできること時はわたしの運命だと信じたい。それが音楽を愛し愛されることの意味だと思うから。
なんでああも中南米の男のスーツの着こなしはかっこいいんだろう。ベース奏者をみてそう思う。だらしなくダボダボなスーツに精悍な情熱がぎらぎらと輝く。ベースの音の切れがすごいね。あごを掠めるショートジャブみたいな感じ。頭はぐらつき下半身がリズムをとる。
パーカッションはいうまでもない。チャンギート!摂氏99℃沸点ぎりぎりと寸止めプレイ。あともう1発ショットすればイクのに~というとのろではぐらかす老練ぶりにジリジリと感覚は研ぎ澄まされ引き込まれる。
さぁ、エル・シガラの登場だ。え?フラメンコのシナトラ??どっちかっていうろフラメンコのブライアン・フェリーみたいだ。番手の荒い鑢のような声がチュチョの輝きにさらに磨きをかける。そこから生まれる新しい音楽の模様が会場の湿度に写るのがはっきりと見えた。今ここに異なる陽射しから生まれた響きが、エル・シガラに飲み干される赤ワインの中に結実している。
ベース、ティンバレス、カホンのソロ。カホンのソロが秀逸だ。何故あんな音が出るのか!あの箱の中に打楽器連隊がいるみたいだ。
チュチョとエル・シガラのデュエットのあまりにも不思議な世界。ジャンルとか民族とか時間だとかそんなことのすべてを織り込みながら現れる世界は、ただ美しさと猛々しさに身をさらす十字架。
しかし17日のカエターノから昨日のチュチョ・バルデス & ”エル・シガーラ”。よく思い起こすとBebo & CigalaのCD "Lagrimas Negras"にはカエターノも参加していたのだから、この二つのショーを続けて見ることができたのは何かしら運命的なものを感じる。
とくに最近思い悩んでいた。音楽とはなんなのか。音楽と私はなんなのか。何故自分は音楽を聴いて文章など書いているのか。こんなことしていてなにか意味があるのか?その答えがカエターノとチュチョ・バルデス & ”エル・シガーラ”にはあったように感じている。この日のライブの中で歌われた曲"Amar y Vivir"。正にそれだ。「音楽を愛し愛される」。ただそれだけのことだ。人を愛し愛される。そう。音楽が好き。いろいろな色の涙が体から心へとすり抜ける瞬間が好き。
ありがとう。素敵な音楽。
そしてこの二つを聴く機会をプレゼントしてくれた人。
これこそ本当の"Amar y Vivir"。自分の人生の中でとっても大事なものの二つ。
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by sh2o | 2005-05-22 12:51 | All Frontiers

アンデス館

愛知万博アンデス館がやっとOPEN。で行ってきた。
アンデス館全体をつつむミストが夏にかけて人気よびそう。でも隣のアルゼンチン館に影響ないのかな?きれいな写真たくさんありした~。他のスペースはどうなるのかしら?ペルーの陶芸家の作品もよかった!今度エンパナーダ食べよっと。
アンデス館でるとメキシコのバンドが演奏。夕方の気候とあいまって素敵な雰囲気。アンデス館のイベントも期待!
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by sh2o | 2005-05-20 17:38 | All Frontiers

Caetano Veloso

愛知県芸術劇場へカエターノ・ヴェローゾを聴きに行った。
正直に告白するとカエターノの何がいいのかが理解できていなかった。好きな曲も好きなアルバムも特になし。ブラジルのビッグネーム。昔持ってたカエターノのCDを売ってしまった経験あり。 そんな私が何かに誘われるようにカエターノのライブへと行く。
そして寒気を覚え鳥肌が立ち涙がでそうになった。
中原仁さんのblogのとおりステージ上にはモニターアンプがなく、アンプラグドのショウを見ているかのような感じで素敵。 しかも天上は芸術劇場の天幕。不思議な落ち着き高揚感が同居する佇まい。そしてショウは始まった。
Brasil pandeiroのペドロ・サーのカッティングに手を叩き興奮。ルーラ・ガルヴァンのギターの流れる影のような美しいさ。そしてきた!Coracao Vagabund、Trilhos Urbanosでもうクラクラ。頭は天井に向かい円を描き、手が伸びていく感触を止められない。なんというカエターノの佇まい。腕の動きがすごくきれいだ。カエターノの声が喉をやさしく締め付け腰の敏感な辺りをなぞって逃げる。
カエターノの弾き語りはなんだったのか。この一時は多分忘れることができないだろう。眼を閉じる。カエターノの声が自分だけに聴こえるような錯覚。少しずつ意識が舞い漂うのを感じる。そして昔のとても苦しかった恋を思い出した。こんなところで。あの時のあの人の瞳を思い出すとは思わなかった。隣の席に気が付かれないようにそっと涙を拭く。
カエターノの声は苦しかった思い出を目の前に広げては破り広げてはまるめる。足と腰は喜々とリズム感じ、胸と喉があの時の気持ちを呼び覚ましては沈める。もうどうしていいのかわからかった。
Terraで幕を閉じた舞台。明るくなった客席に知人をちらほら見かけては挨拶をする。ロビーにでてはまた挨拶と感想などをお互い語り合う。いつもは楽しいコンサートあとの会話も上の空。自分で話しかけてもまったく気持ちがどっかいっちゃってる。早く外にでて空気を吸い込みたかった。
やっと外に出るとそこには街の明かりが瞬いている。芝生を照らすOasis21やTV塔、ビルの灯り。大きく手を広げて走り出し転んだ先で踊りだしたかった。空を見上げて深呼吸をする。
そうカエターノのよさを今日始めて知った。 そしてあの時の瞳がこの世で一番美しかったんだろうことを今にして思う。はじめて知りえた美に、失った美を重ね、今の恋を一瞬だけ遠ざける。
街の灯を背中に何もする気が起きずに帰途につく。 家につくとシャワーを浴びながら踊った。Manha de Carnavalを口ずさみながら。誰かを抱きしめたいが、それが誰なのか。 カエターノは教えてくれるかな?スピネッタはどう答えるかな?
さぁ。おやすみ。あの時の瞳。
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by sh2o | 2005-05-18 15:36 | Brasileira