「ほっ」と。キャンペーン

Musica Argentina Brasileira All Frontiers


by sh2o

<   2005年 07月 ( 8 )   > この月の画像一覧

Paco De Lucia!

7/26(月)Paco De Lucia@万博ドーム
見てきました。聴いてきました~!

すごいのなんの…巨大スクリーンに釘付け…会場すべてを圧倒。 もう上手いとか指が動くとかいうレベルの話じゃない。パコの指先から生まれる音楽がそれこそ生き物のように自由に踊る。予測とか調和とかいう言葉もそこにはない。命の渇きと死の遠吠。乾いた木が割れ弾けるような音が固定概念のリフレインを砕くのがわかる。

パコとバンドのメンバーたちの繰り広げる見たこともない絵巻模様。
「これはなんなんだろう?」
「これが生命の音楽なんだよ」
そんな歌が聴こえる。

すごいものを見たよ…聴いたよ…
[PR]
by sh2o | 2005-07-26 18:08 | All Frontiers
a0023718_2323898.jpgアルゼンチンの光と風を世界に送るギタリストQuique Sinesiの新譜。
しかしこの作品は確か以前にドイツのValve & Heartsからリリース予定でお蔵入りになってしまっていた音源だろう。録音は2001年となっている。それはともかく全17曲。Quiqueのチャランゴ、Quiqueの代名詞というべき7弦ギター、ピッコロギター、アコギのソロ演奏が堪能できる。
朝露のようなチャランゴで幕開け。そして7弦ギターによる「虹のカンドンベ」。半端なNew Age Musicには感じることのできない、目を閉じれば野に弾ける光や、花の香がすぐ頬にあたるような気さえする。そう。このジャケットのイラストの場所に今立っているんだ。
派手さのない静かな演奏。でも野原で寝転んでいるかのような空に吸い込まれか風と一つになったような幸せをQuique Sinesiが運んでくる。だから大好き!
[PR]
by sh2o | 2005-07-23 23:03 | Argentina

Enzo Favata "CROSSING"

a0023718_2121081.jpgサルディニア島出身のサックス奏者Enzo Favataの新譜”CROSSING”。
何と2枚組全30曲。トータル155分にも及ぶ大作だ。といっても”Ushuaia”1曲を除き1989年から2004年までのホームスタジオやレコーディングのアウトテイクス、そしてライブ音源を収録したものだ。しかしもともと旅日記か絵巻物風な作風なだけに全く違和感はない。かえってEnzo Favata達自らを描く道程なだけに音が映像としてよりクッキリと輝いているように感じる。
とくにライブ曲はその地中海OREGONともいうべき演奏の素晴らしさもさることながら、サルディニアの合唱団やサルディニアの歌姫Elena Ledda、Dino Saluzzi、Enrico Rava、クロアチアのギタリストElvis Stanicらのゲスト陣の顔ぶれと演奏も興味深い。またそのライブの場所たるやサルディニアはもちろんイタリア、ドイツ、スロヴェニア、ブラジル、エジプトとアルバム”ATRANTICO”を地で行く道程だ。
Enzoのサックスは軽やかに哀愁を歌い上げる。Enzoの相棒Marcelloのギターはもう私の中ではジスモンチを超える存在だ。ライブではエレクトリックも弾き最早最強。Daniele di Bonaventuraは素敵だ。バンドネオンにピアノ。きれいに纏め上げるだけではない本物の音を彼は持っている。
このアルバム”CROSSING”のタイトルとコンセプトも南アメリカからイタリアへ戻る飛行機の中で、カーボヴェルデの島々を見ながら思いついたという。彼ら自身の音楽旅日記”CROSSING”。それは同時に私が彼らの音楽と出会えた”CROSSING”の証でもある。

素晴らしい音楽に出会うに時も場所も関係は無い。ただ贅沢をいうなら同じ時を同じ空気を、ミュージシャンや愛する人と共有できたら。私にとって音楽とはそういう喜びだ。
[PR]
by sh2o | 2005-07-17 21:22 | All Frontiers
a0023718_15421380.jpgLito Vitaleの新譜はQuintetoでのライブ盤だ!
Quintetoでの前作”en el Eden”とはメンバーを変更。
Juan Belvis(guitarra), Juan Pablo Rufino(bajo), Martin Gonzalez(bateria)そしてVictor Carrion(vientos y percussion)。あららVictor以外はようするにLa Sedじゃないの!Juan BelvisはLilianaVitaleの息子。ようするにLitoの甥っ子だ。MartinはLucho Gonzalezの息子。若いメンバーを従えてLitoのピアノが舞いそして歌う!VictorはRicaldo LewのギタートリオChe Trioと演奏している人物のようだ。
収録曲が最高!もう大好きな曲ばかり。”Antes de la razon” 、“Cuentos de la media luna”に “Estar entre nosotros”の3連発!その後も”Los cambios necesarios” そして“Ese amigo del alma”などなど。あはは~もう涙なしには聴けないよ!何年前になるかな。Litoの来日公演を思い出した。LitoのメロウというよりはJazzyなピアノソロにうっとり。JuanのギターもJuan PabloのベースもErnesto SnajerやMarcelo TorresやJavier malosettiと比べてしまうとまだまだ。リハ不足なのかLitoに合わせるのでいっぱいという感じ。でもその新鮮さはMIAの演奏を聴いているようで時の流がオーバーラップして不思議な気持ちで聴いた。
Litoよ。もっとこのQuintetoで息子達を鍛えてあげて!そして彼らがまた新しいアルゼンチン音楽を作っていく…

ところでこのアルバムのライブは2005年4月19日にLos estudios de CM(Canal de la Musica)で録音されたものだ。奇しくもFernando Samaleaの最新ライブ盤”ALVEAR”も同日に録音されたののだ。素晴らしきライブ盤が同日録音!4/19。特別な日として覚えておこう。。。

[PR]
by sh2o | 2005-07-16 15:43 | Argentina

CENTRO/CUERPO

a0023718_7435155.jpg
フロレンシア・ルイス「セントロ/クエルポ」PCD-25024/5(P-VINE)は8/19(金)に発売!

やっとやったやっとやった~~~!
さぁ!次は3rdアルバムと来日!!!

[PR]
by sh2o | 2005-07-15 07:45 | Argentina

Filo Machado

a0023718_22142760.jpg
7/11(月) Filo Machado@Cafe Dufi
いんや~すっごい楽しかった!暑かった!でも最高!!

でもでもやはり身も心もAndre Mehmari…
[PR]
by sh2o | 2005-07-12 22:15 | Brasileira

7/8・9@Motion Blue Yokohama

a0023718_19413470.jpgJoyce with Dori Caymiとことだが当然目当てはAndre Mehmari。

7/8。
4時の整理券をGetしている最中、リハの音が漏れ聴こえる。赤レンガの外にでるとより鮮明にリハの音が聴こえる。Joyceの声の合間にAndreのピアノの音が聴こえる。そうこれをどれほど夢に見ていたことか。ことの発端は3月にAndreから「7月にJoyceと日本に行くよ!」とのメールだ。もうこの時の驚きといったら!万難を配し有給予約。そしてやっと来たこの日。

7/8は当然整理券番号1番!ステージ正面ピアノに一番近い席を躊躇なく選ぶ。今か今かと時間がじれったく過ぎていく。そしてライブの時間だ!Andreが現れる。予想通り自分の隣を通り過ぎる。「わぁ思ったより背が高い!」と思いつつ「Andre!」と声をかける。Andreの「おぉぉおお!」という驚いた表情が忘れられない。まずは挨拶の握手。大きい手だ。Andreがピアノに座る。ちらちらとこちらに視線を向ける。お互いちょっとお辞儀。うふふ。Joyce英語による挨拶。そして始まるSHOW!

1曲目は「A Banda Maluca」。Joyceの歌とギター。さぁAndreは?背を丸めながらそっとピアノに置いた手に力をこめる。この一音を待っていた。4年以上も。うれしくてたまらない。短いピアノソロ。ははは。。。もう時間なんていらない。今ここがすべて。もうAndreだけを見つめる時間が過ぎ、Joyceの「ギターの先生!」との呼びかけでDori Caymiの登場だ。お腹の目立つポロシャツ姿。いきなりチューニングが始まる。え?チューニングできない??Gの音を探す???面白いな~。Doriのチューニング終了?メンバーなんかあまり納得してないよ?Doriは軽く「How's everything?」と軽く受け流す。そして「Rio Bahia」からのステージ。そしてそして!来た!「Amazon River」。Doriのスキャット。Tuttiのドラム。Andreのピアノ。そしてJoyceのスキャット!!!自然と涙があふれ出て止まらない。体は揺れ動きながらも震えが止まらないよ。Andreのピアノは大河の源流に落ちる一滴の雫からゆっくりと流れる大きな波の姿までその指先から聴こえてくる。やはりすごい!Andreは。ラストの「Feminina」でガンガンのピアノソロを聴かせ、アンコールは「Berimbau」で終了。

さぁ!楽屋に突入!「Andreにプレゼント渡したいのですが」「Andreの友達です!」なんてやり取りして楽屋へ。待っていると階段からAndreがお出迎え。きゃ~~~!!!もうどうでもいい!!!これは夢か?お~いい!!!とにかく最高のひと時。。。

そしてそして7/9。
1stステージは会場で偶然会ったアバうトさんと。昨日と若干曲順を入れ替えている。「Amazon River」をDoriのコーナーのラストに持ってくる構成。これはいいね。そしてそして!!!1stと2ndの合間にAndreとまた会いCDRをもらう。昨日「明日持ってくるよ!」と言ってたものだ。「Andre Mehmari Trio-Rehearsal 2005」。5月の米のJAZZフェスに行く直前のプライベート録音。といっても彼の自宅スタジオStudio Monteverdeでの録音だ。感激を胸に。2ndステージが始まるまでの間しばし聴くが。。。えぇ?!?!何これ?!?!これは「Canto」も「Lachrimae」も霞んでいる。その素敵で素晴らしい音楽とAndreの気持ちに泣ける。。。満点の星のベッドの上でくつろいでいる様な。そんな感触。

そんな放心状態でアンドレの真横で迎える2ndステージ。Andreと視線が合う。「あら。今度はそこにいるのか?」という顔。1stよりやはり乗りがいい。Tuttiの切れのいい演奏が耳をひく。「Ninho da Vespa」でグイグイにひきつけられた後「Amazon River」だ!もう「Amazon River」が頭の中で駆け回っている。そしてその中には、大河に映る星空の輝きのようなAndreのピアノ。Andreの一挙一動に釘付け。いや彼のだす一音一音が体にしみこみ心に届く。

赤レンガを出るとそこは大雨だった。
まるで今夜を忘れるなと言ってるように。

今ははっきりとわからない。
でもきっと想い出に残る一夜、だけではない何か。
はっきりと心の中で今も光続けている。
出会いと音楽と運命が、今はっきりと私の中に生きているのを感じる。
ほら。また涙が流れてきた。その中にAndreの音楽が鳴っている。

ありがとう。Andre。
[PR]
by sh2o | 2005-07-10 19:43 | Brasileira

Theo Bleckmann "anteroom"

a0023718_11471959.jpgNYCから届く宇宙の声Theo Bleckmannの新譜"anteroom"。

Theoの声のみによる多重録音盤。も~信じられない音。歌とか言葉とか声とかではなく、これはもう「音」。
鏡の宇宙も閉ざされていればそこはただの暗黒だ。そんな空間に針穴のから射す一筋の光がゆっくりと無限の反射を繰り返し空間はぼんやりとした闇に包まれていく。光はやがて曲線を描き始め白い螺旋を生み出していく。

感情が螺旋に乗り上昇し、やがて針穴にたどり着きそこから外を覗く。そこには何があるのか。何?Theo Bleckmannが悪戯っぽい笑いを浮かべて待ち構えているよ。
ようこそ。息の中の息の世界へ。
[PR]
by sh2o | 2005-07-03 20:17 | All Frontiers