Musica Argentina Brasileira All Frontiers


by sh2o

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Musica de 2006

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まずは2枚。

Florencia Ruiz 『FOGON』 
André Mehmari/Ná Ozzetti 『PIANO E VOZ』(DVD+CD)


この2枚は冷静な判断できません。。。

そして2006年によく聴いたアルバム、
そしてこれからも聴きつづけるだろう音楽たち。
・Sebastián Macchi/Claudio Bolzani/Fernando Silva
 『LUZ DE AGUA - Poemas de Juan L.Ortiz Canciones』
・Fernando Lerman/Ludmila Fernandez
 『Oliverio Girondo, para que siga dando vueltas』
・Fernando Kabusacki 『7/8 The Flower + The Radio』
・Andres Ruiz 『AMULETO』
・Georgina Hassan 『PRIMERA LUNA』
・Maria y Cosecha 『ESENCIA』
・Silvia Iriondo 『OJOS NEGROS』
・Aca Seca Trio 『AVENIDO』
・Sérgio & Odair Assad and their Family
 『A Brazilian Songbook Live in Brussels』
・GAIA CUATRO 『UDIN』
・Interoceanico 3 『CONFLUENCIA』
・Edmar Castaneda 『Cuatro de Colores』
・Sara Serpa Quintet
・Enzo Favata 『No Man's Land』
・La Chimera 『Tonos y Tonadas』


旧譜再発。
Quique Sinesiの伝説のグループALFOMBRA MAGICA
これは嬉しかった。1曲目のかっこよさといったらない!!

2006年は、これといったアルバムが無かったような印象だったが、振り返っれば結構あったなぁという感じ。それでも年末ラッシュが大きかったかな。

2007年は、もっともっと驚くような音楽にめぐり合いたいなぁ。
贅沢かしらん?笑
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by sh2o | 2006-12-31 12:16 | All Frontiers

Franca Masu "AQUAMARE"

a0023718_17202289.jpgサルデーニャ島の西アルゲーロ。イタリアでもスペインでもない、カタルーニャ(カターニャ、カタラン)語が伝えられる場所。Franca Masuはそこより生まれた地中海の宝石。

始まりはEnzo FavataのグループのギタリストMarcello Peghinの参加だ(ベースのSalvatore Maltanaも参加)。しかし聴いてみてそんなきっかけは何処かに飛んでしまう。ブラジルのNa Ozzettiのような、アルゼンチンのSilvia Iriondoのような、大地のようなエロチズムを感じるが、Francaのそれは入り江のように穏やかで寂しくて横たわる恋慕。絶品の3rdアルバム『AQUAMARE』

演奏の核はEleda Leddaの片腕でもあるマンドリンのMauro Palmas。切れ切れの思いの漂う風のような音。島影の冷たい水。熱くて冷たい。そんなFrancaの声にぴったりだ。Marcelloは曲も提供し充分に存在感を示している。これからもっと女性歌手のサポート、プロデュースなどで頭角を現しそうな予感がする。サックスのGavino Murgiaがいい。Gavinoもサルデーニャ出身のサックス奏者でRabih Abou Khalilの新譜への参加やMichel Godardとも活動しているようだ。Enzoに続く逸材だ。

Enzoの新譜では充分に聴けなかったサルデーニャ或いは地中海風味を堪能しながら、新しい才能に触れ、新しい美に虜になる珠玉の1枚。
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by sh2o | 2006-12-24 17:20 | All Frontiers

Enzo Favata "No Man's Land"

a0023718_14144286.jpg島から街へ。

サルデーニャのサックス奏者Enzo Favataの2005年リリースの最新譜『No Man’s Land』
2004年リリースの2枚組アルバム『CROSSING』が今までの活動の集大成的なベストアルバムだったので今後の展開が気になるところだったが、不覚にもこの『No Man’s Land』の発売を見逃していた!そういえば『CROSSING』の中の名曲名演奏"Patagonia Express"には『No Man’s Land』からの選曲と記載されているので、その時にはもうこのアルバムは完成していたのだろう。

『No Man’s Land』はイタリアのJAZZレーベルSPLASCHからのリリース。そして1曲目は"Patagonia Express"だ。この夢見るような展開はなんなのだろう。サルデーニャから足を踏み出し世界を巡る列車。これはEnzo Favata達の新しい旅立ちのテーマソングなのだろう。やはりMarcello Paghinのエレキギター、それに纏いつく星の輝きのようなDaniele di Bonaventuraのピアノの美しさ。冴えている。この二人はパーカッションのAlfredo LavianoらとBand’Unionというプトジェクトをやているよなので気が合うのだろう。2曲目はPeghinの曲"DUE + DUE"。これがまたPeghinのエレキギターをフューチャーしたFree&Impro系の香りのするJAZZ。今までの「サルデーニャ」という括りでのEnzo Favataのアルバムの中には無かったタイプの曲だ。レーベルがJAZZレーベルであるSPLASCHということもあるだろうが、この辺が新しいEnzo Favataの真骨頂なのだろうか。どうもなかなか馴染めない。Peghinのペンによる曲というのも意外だ。ちなみにPeghinはこのアルバム全曲でエレキ・ギターを弾いておりいつもの10弦アコギは無しだ。4曲目の”The Edge”もそんなタイプの曲。ACTレーベルあたりのワールドJAZZのドシャメシャ感に相通ずるものがある。5曲目は『CROSSING』にも参加していたクロアチア出身のJazzFusionギタリストElvis Stanicの曲だ。

「サルデーニャ」という音楽に限界を感じたのか飽きたのか、それはわからない。確かに長く活動を続けていれば、しかも同じメンバーで長く、となればおのずとそこにはマンネリやワンパターンは生まれてくる。実際Enzo達もそうだった。今回のアプローチはその流れの中から生まれてきたものなのだろう。それを証言するかのように、今までの公式サイトであったVoyage en Sardaigneは更新されておらず、Jana Projectのサイトが新たに立ち上げられている。そこには「music in sardina」と一緒に「world jazz」「tradition in translation」の言葉が並んでいる。確かにMarcello Peghinのエレキは真骨頂であり魅力的。Daniele di Bnaventuraのピアノは一番生き生きと輝いている。しかし肝心のリーダーであるEnzo Favataのサックスはどうなのだろう?どうもあまり目立たず凡庸な大海に沈んでいるように思われてならない。Peghinの手によるサルデーニャテイストの感じられる曲"Elegiaco"でのEnzoが一番魅力的だ。いずれにしても初っ端の"Pataginia Express"と締めの"Second Song"により、このアルバムの印象派素晴らしものになっている。Marcelloのエレキギターにも満足だ。それでもマンネリでもワンパターンでもいいからEnzoのいつものサルデーニャ節をもっと堪能したかった。

新たな旅に出たEnzo達。その出発に心から祝福を送るし、その行き先から届けられる音楽を楽しみにしている。でも、遠慮することないよEnzo。いつでも帰ってきて僕たちに聴かせてくれていいよ。
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by sh2o | 2006-12-24 14:15 | All Frontiers

Tomás Gubitsch 5

a0023718_17501841.jpgアルゼンチン出身のギタリストTomás Gubitschの新作『5』

Tomás GubitschといえばSpinettaのグループInvisibleのギタリストとしてプログレ筋には有名だろうか。その後Rodlfo Mederosのグループに加入し、1977年にPiazzollaのグループのメンバーよして渡仏。Piazzollaのグループ脱退後は、Invisibleからの盟友Osvaldo Calóと行動を共にし、フランスのレーベルIDAよりデュオ作Gubitsch-Calo『Resistiendo a la tormenta』やソロ名義作『Sonata Doméstica』、Tomás Gubitsch Trio『Contra vientos y mareas』をリリース。その後はフランスのトラッドグループMalicorneのリーダーHugues do Coursonと組んでピグミー族の音楽とBachの合体音楽『Lambarena』(その後エジプト音楽とモーツァルトの融合作『Mozart in Egypt』なんてのも有り)や子供への音楽『Song of innocence』などを発表。その合い間に自己名義の通算4作目となるバレー音楽『Sans cesse』をリリース。

この『5』は5作目となるCD&DVDの2枚組アルバムでありキンテートによるアルバムだ。

Tomásのギターソロで幕をあけるCD。ここ数作ではプロデューサー/コンポーザーの役割が主だったので「待ってました」という感触。Tomásのハンマリングの後Osvaldoのピアノと影を踏むように入ってくる。そしてJuanjo Mosaliniのバンドネオンが影に血肉を与えるようにメロディを奏でる。Sébastien CouranjouのヴァイオリンがJuanjoの後に続き感情を備えていく。2曲目まではPablo Ziegler達の演奏のようなピアソラ以後の典型的な印象だがJuanjoのバンドネオンの色彩が鮮烈というか輝いて感じられる出色。4曲目からは徐々にTomás節全開か。Tomásのギターがプログレ魂?を取り戻していく。5曲目など「これはタンゴを演奏するクリムゾン?はたまたYES??」という印象を所々に感じられる個所を散りばめながらOswaldoのピアノは「俺達は俺達」という美麗なピアノで意識を取り戻させる。7曲目は疑うことなくTomásとOswaldoの世界から始まりを告げるとJuanjoの無限の色彩をもつかのようなバンドネオンとRenaud Garcia-Fos似のÉric Chalanのベースが世界に灯りを点す。これは素晴らしい曲。

さてさてCDもいいのだがDVDは更に素晴らしい。ライブとTomásのインタビュー(メイキング?)が収録されている。ライブは2005年8月16日にブエノスアイレスで行われたのもので、Tomásのなんと渡仏以来28年ぶりの凱旋帰国ライブだ。Tomásの興奮と緊張が他のメンバーにも乗りつっているかのようで取り分けJuanjoが硬い。それにしてもTomásの変貌ぶりとそれに対比するようなOswaldoのダンディぶりに驚く!2曲目の”Tango para Mr.Spock”が嬉しい選曲。Tomásのブラックレスポールが唸る~。そっかTomásってMr.Spockに似ている…。しかしこのDVDでの一番の見所はインタビューの間に挟まれるフランス・ナンシーでのライブの演奏だ。これがなんとも素晴らしい。2006年のライブであり、本編のブエノスアイレスでのライブ演奏よりも数段いい。より昇華熟成された冷静さと白熱ぶりのもたらす素晴らしい演奏。それが、ちょっぴ残念…。

Oswaldo、Juanjo、Sebastianは『オルタナティブ・ピアソラ』で来日しており、今度はTomás Gubitsch 5で是非来日を熱望!!!
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by sh2o | 2006-12-17 17:48 | Argentina

ここここれは!

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Mono Fontana 『CRIBAS』 ついにでたか~!

THE KABUSACKI JÁUREGUI COLLECTION (DVD)
おお~~~!新年のライブで発売しているかな?
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by sh2o | 2006-12-17 12:11 | Argentina
a0023718_19314556.jpgそれはGismontiのKarateみたいな無茶苦茶なスピード感。隣にいる人間の頭を引っぱたきたくなるくらいの爽快感&スピード感。笑顔なしには息苦しくて窒息しそうだ。もちろん快感にむせび泣いているから。輪郭のはっきりした演奏が現代的。誰もが一度聴いたらHamilton de Holandaの名前を忘れることはないだろう。

驚異のバンドリン奏者Hamilton de Holanda。彼のQuintetによる1stアルバムが本作だ。アメリカにあるブラジルインスト音楽レーベルAdventure Musicからのリリース。初っ端からフルスロットル?いやいやまだまだ止まらない!走るだけでは満足行かずに空へと飛び出していく。Marcio Bahiaの強靭なリズムにのってHamiltonのバンドリンが翔け回る。Gabriel Grossiのハーモニカが息継ぎのように緩急を整えながらも、演奏の中にまた違う空間を広げていく。最終曲”Hermeto is playing”では全員憑り付かれています!息を荒らげながらも指はまたPlayボタンを押す。こっちも憑りつかれたよ!Hamilton!!

Jovino Santos Netoらと親交のあるマンドリン奏者Mike Marshalとのデュオライブアルバム(映像あり!)も同時に出ておりそちらも…すごそう…怖くて2枚同時には手が出なかった…笑
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by sh2o | 2006-12-10 22:25 | Brasileira

Silvia Iriondo "OJOS NEGROS"

a0023718_1765862.jpg素晴らしい。

フォルクローレシンガーSilvia Iriondoの新作は、ますますスケール感を増すというよりも、広く透明に澄んでいくような印象。そう、前作『Tierra que anda』がGismontiのレーベルCarmoからリリースされたのはGismontiがただ単に惚れたからというわけではない。この透明感が似たような印象をもっているからだろう。余談だがCarlos Aguirreのアルバムが今やブラジルのECMとも呼ばれるNucleo Contemporaneoからリリースされているのも偶然ではないだろう。純粋なフォルクローレファンにとっては、この透明感は嫌味なものに感じられるかもしれない。でもそれはつんと済ましたものでも無ければ、とって付け加えたかのような白々しく漂うものでもない。Silviaから今生きている僕たちに届けられる体温が点った透明感。

そんなSilviaの肌を包むような温かく滋味溢れる声は変わらない。Quique SinesiとCarlos Aguirreも参加しているが、本作の透明感はピアノのSebastian Macchiにとることろが多き。そうLUZ DE AGUAという素晴らしいアルバムをリリースしたばかりの気鋭のピアニストSebastianだ。Sebastianのモダンなアレンジの中アルバムは進む。若干模範的というかもっと破天荒さがあってのいと思うが、控えめでありながら流れる水のようにその場所に無くてはならない空気を運んでくるSebastianのピアノは実に素晴らしい。Marcos Cabesazのマリンバも効果的だ。最終曲でのアンビエントな効果音の中響くSilviaの声は大地とか地球とかというよりも宇宙的な広がりと浮遊感を感じる。

実に素晴らしい。安息と澄み切った決意に漲る音楽。
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by sh2o | 2006-12-10 21:59 | Argentina

Zera vaughan "Back to the roots"

a0023718_20263398.jpgイギリス人の父、フランス人の母との間に、チュニジアにて生を受けたZera Vaughanのアルバム『Back to the roots』。
なんといってもRandy Crawford の"Sweet Love"とSting"Fragile"の中近東風味カバーが非常に面白い!Zeraの声は微妙な土埃を帯びている。それが魅力。
現在はL.Aとパリを活動の拠点にしているらしい。
なかなか面白いよ!
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by sh2o | 2006-12-09 20:43 | All Frontiers