Musica Argentina Brasileira All Frontiers


by sh2o

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Fabiaba Passoni LIVE !

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"É Minha Vez"Fabiana Passoniから「見てね☆」と教えてもらった映像。
Gismonti"O Sonho"を歌ってる!
いいな~。
こんなライブを身近に 見たい聴きたい感じたい!!!
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by sh2o | 2007-08-28 11:56 | Brasileira

鶴澤清治

a0023718_18445853.jpg『三味線 鶴澤清治の世界 太棹の魅力』

邦楽については、とんと詳しくは無いが、昔から興味はあった。貸レコード屋から借りてきたハードロックやヘヴィメタLPをダビングしたカセットテープの脇に、「小唄・長唄」の廉価カセットテープなんかがあったりもした。もちろんそれは、芥川や永井荷風、泉鏡花の小説に影響された振りをして喜んでいたせいもあっただろう。その後「若手音楽家の挑戦」なる企画コンサートにて田中悠美子の演奏に感ずるものはあったが、「興味」の域をでるものではなかった。
そんな中途半端で意気地の無い「興味」をガツンと打ち壊したのが鶴澤清治の演奏だった。NHKで放送された二つの番組。
「闘う三味線 人間国宝に挑む ~文楽 一期一会の舞台~」
芸の真髄シリーズ第一回「文楽太棹 鶴澤清治」
mixi日記にも書いたが、驚きと共にそのかっこよさに半端な「興味」は打ちのめされた。

そして勇んで入手したこのアルバム。録音年月日は書かれていないが、ジャケットの鶴澤清治の写真を見る限りは相当昔しのもの?(鶴澤清治は1945年生まれだから80年代か?)演奏されている曲に関してはよくわからない。有名な演目の一節らしい。アルバムを手にされている方は解説を参照ください。内容はというと、いいなぁやっぱり。

1~4曲目までは鶴澤清治の独演とツレ弾き。いいんだこれが。弦の振るえる様子、撥で弾かれる姿、指先と弦の擦れる瞬き、声の向かう先。振動、響鳴、沈黙。これこれ!
5、6曲目はコロンビア・オーケストラとの共演。7~11曲目は山屋清とコンテンポラリー・サウンド・オーケストラとの共演。山屋清のことはよく知らないが、調べるとシャープスアンドフラッツのメンバーで、退団後は江利チエミの曲のアレンジ・編曲をしたり、自らのオーケストラを率いての活動もあるようだ。邦楽演奏家との共演も多いようだ。

さて、この山屋清とコンテンポラリー・サウンド・オーケストラとの共演が大問題だ。発売当初は評判芳しくなかったらしい。それはそうでしょう。僕みたいな辺境音楽愛好家が喜んじゃうような内容なんだから。完璧プログレです。どっちかというと鶴澤清治が客演という印象。それほど山屋サウンドが強烈!三味線の音がテレキャスターの音やギブソンシングルコイルの音に聴こえる。サウンドはモロにブリティッシュなビッグバンド(コロシアムにそっくり!『バレンタイン組曲』!!)を想起。三味線とヴィブラフォンとの音が実によく合う。変幻自在な音魔術に驚嘆…それでいて存在感を失わない鶴澤清治の三味線にまた惚れ直す。三味線にワウワウかけてバッキングしたらっこいいだろうな~と妄想。コロシアムの曲というか、ブラスロックの曲って三味線向きなんじゃないだろうか?そうか!Chicago!!"25 or 6 to 4"(「長い夜」)か!!!アイディア盗んじゃ嫌ですよ…といってもテリー・キャスのあのソロは三味線では無理ね…笑。最後に「〆はまかせろ!」と言わんばかりに鶴澤清治がベベン!と決める。勢い潔し!かっこいい!!

さて三味線にブラスロックと書いたが、ケルトにも三味線は合うと思う。フランスにGWENDALというケルトバンドがいるが彼らの曲を三味線でやったらかっこいいんだろうな~と思っている。パンパイプやティンホイッスルの音とも三味線はあいそうだし、なんといってもリバーダンスとの共演なんてどうなんだろう?あの「足捌き」と「撥捌き」の勝負!いかがでしょうか~?

とにかく…
止め処ない妄想を呼ぶ大問題作!
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by sh2o | 2007-08-27 18:45 | 三味線

Seiko Akita Group"Temptation"

a0023718_91378.jpgNYCに在住・活動してるピアニストSeiko Akita
Seiko AkitaのことはMyspaceで初めて知った。試聴でこうグッときて気になる存在へ。そして待ってましたとリリースされたこの1stアルバム"Temptation"
楽しみな1曲目"Unusual Expectation"は絡み合う影のようなJeff HermasonのトランペットとMichael McGinnisテナーサックスで幕をあける。そして開け放たれたガラス戸から飛び出す光、Seikoのピアノ。かっこいい!
2曲目"Remembarance"Michael McGinnisのクラリネットが実に爽やか。遠くで鳴っているようなピアノ。思い出した会話のようなLonnie Plaxicoのベース。落ち着いたいい曲だ。しかしUlisses Owensドラムの妙に気になる。ライブ感覚溢れるといえばそれはそうなのだろうが、ドタドタ時折モタモタしているように聴こえてしまう。Cafeのパーカッションが目立つ"Estrada Do Tcha"では尚更…僕の好みの問題かもしれないけど…

Seikoのピアノも時折窮屈そうだ。1stアルバムという緊張感?丁寧すぎる?きっとSeikoは繊細な人なのだろう。"Remembarance"を聴いていてそう思った。勢いや自由さだけではない、彼女の感情を伝えて、生きたい。彼女の音楽は、そういう音楽、JAZZ。Ennio Morricone"Our Spanish Love Song"Stevie Wonder"AS"選曲したのもきっと彼女の感性と触れ合った曲だからなのだろう。

ラストの"River Song"でのLonnie Plaxicoとのデュオはまた泣かせる。Seikoのピアノにゆったりと流れる川の煌きを確かに感じた。情景だけでない深い感情。それは同じ日本人だからだろうか?確かにSeikoのピアノはお饅頭みたいな感触。やわらかい。でもケーキスポンジや羽根布団のような柔らかさではなくお饅頭、しかも大福。その柔らかさはタイトル曲"Temptation"によく現れている。クラリネットの周りで、しっとりとそれでいて軽やかに踊るSeikoのピアノ。なんか映画『かもめ食堂』の楽しさを思い出した!不思議な感触だな、Seikoのピアノは。もっちりもちもち。だけど中身は餡子ぎっしり。でも後味軽やか。
なんたって大福JAZZ=Big Happy JAZZ!だから!!

アルバム1枚だけでは物足りない。
じっくりとSeikoのライブを感じ味わってみたい。彼女の伝えようとする物語は何なのか?
果たして大福はつぶ餡なのかこし餡なのか、まぁこれは妄想か…
非常に気になるSeiko Akita DAIFUKU JAZZ
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by sh2o | 2007-08-26 09:14 | All Frontiers
a0023718_19172320.jpg正直、どうなんだろう?と最初は思っていた。
ブラジルのピアニストBenjamim TaubkinNucleo Contemporaneoレーベルも後に続くように現れたMaritacaBiscoito Finoなどの新レーベルの影響か、どこか手の内が読まれているというか煮詰まっているというか、消化不良作品が続いていたような感触だった。この「7カ国より集い氏10人のミュージシャン」によるこのアルバムも、リリース直後は「Benjamimもショーロやったりいろいろネタ切れなのかしら?」とか、「Orquestra Popular de Câmaraの衣替え?」とかのマイナス思考で触手が伸びなかったのだが…この度入手し、聴いてきて思わずそのよさにビックリ!

面子は以下の通り。
Benjamim Taubkin (Brasil - piano)
Lucia Pulido (Colômbia - voz)
Alvaro Montenegro (Bolívia -saxofone e flautas)
Aquiles Baez (Venezuela - violão/cuatro)
Luis Solar (Peru - percussão/cajon)
Carlos Aguirre (Argentina - piano/voz/sanfona)
Christian Galvez (Chile - contrabaixo)
Siba (Brasil - rabeca)
Ari Colares (Brasil - percussão)
Zé Miguel Wisnik (Brasil - voz part. especial)


Lucia PulidoはアルゼンチンBAUレーベルからのアルバムでもお馴染みだが、ちょっと苦手な声質。でもこのではすごくいい。というより共演するミュージシャンたちが素晴らしいということだろう。Luciaの力強い声がうまく周りの演奏に溶け込んでやわらかくなっている。そう、おいしく煮込まれたって感じ。1曲目や4曲目でのSibaのハベッカの相性のよさにはビックリ。
Carlos Aguirreも相変わらずの素晴らしさ。Carlosの曲"La Musica Y La Palabra"Carlosのアルバムにも収録されているが、このアルバムでのヴァージョンは素晴らしい。Luciaのコーラスもさることながら、Alvaro MontenegroのフルートそしてAquiles Baezのクアトロが実にいい感じでマッチしている。
そう。Alvaro MontenegroAquiles BaezそしてChristian Galvezという今まで馴染みのなかったミュージシャンたちが実に新鮮で素晴らしい。演奏も、彼らの声も。
ルーツも音楽的バックグラウンドも違う彼ら。しかしそれらが見事に上品でも小手先つじつまあわせとも感じられず見事にまとめあげられている。そのBenjamim Taubkinの手腕とセンスには驚く。ただやっぱり時折見せるBenjamim風味がちょっと鼻につくかな…
最後はZé Miguel Wisnikの曲"Primavera"で涙…
むふふ☆これは聴いていて非常に楽しくなってくるアルバム!!!
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by sh2o | 2007-08-25 17:09 | All Frontiers
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André Mehmariの新譜はHamilton de Holandaとのデュオアルバム。
André Mehmari e Hamilton de Holanda
"Contínua Amizade"
早く聴きたい!!!
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by sh2o | 2007-08-23 20:11 | Brasileira

Egberto Gismonti = Sonho 07

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舞台上にはスタインウェイのピアノ。
登場するジスモンチ。
おお!神光臨。なわけがない。
登場したのは紛れもない人間ジスモンチ。
ニットキャップみたいないつもの怪しい帽子。
もじゃもじゃロン毛。
ECMブルーな色のシャツ。
10弦ギター2本もっての登場だ。

左手右手。放たれる音楽はまさに生き物だ。
不思議な感覚を覚えた。
夢にまで見たジスモンチが今そこで息をして座って演奏している。
しかし、心の中で「ジスモンチ」という意識は希薄だ。
音響のせいもあるのかもしれないが、今、音楽が生まれている。それは「ジスモンチ」という名前なのかもしれない。ただそれだけだ。今、目の前で生まれて飛び出して舞い上がって僕の息の中に零れ落ちていく音楽。その瞬間の連続に出会っている。そんな感覚は、初めてだった。

それは二部のピアノ演奏になってからさらに増していく。
シャツを着替えて、今度はECMグリーンな半袖を着ている
まるで水面を撫でては波紋をなぞっていくかのような演奏。
ギターはそれに対して風を手のひらで切っていくかのような演奏だ。
耳なじみのあるメロディーは、そうだからといって記憶の中に落ち着いていくようなものではなく、
水面を踊っては新たな形を得て輝きの中に消えていく。
その輝きを捕らえては飲み込むのが僕らだ。


改めて思う。
不思議なライブ、不思議な感覚だった。
涙が出るのかと思った。
でも出なかった。
でも。
ライブが終わってから体が震えているのに気がついた。
それは会場の外に出てからも続いていた。
呼吸の中で踊っているのはジスモンチの音楽だ。
ラァラララァァァラタンタッララァァ~ァァァララァ~
なんのこっちゃ…

これがジスモンチだったのかと、
今ははっきりと言えない。
そう思い書いている意味も今はよくわからない。
ただ、歴史を目の前に見て
そして、新たな呼吸も夢も見えたのも確かな感触だ。


今宵会った夢。
Sonho 07
それは今、僕の呼吸の中にある。
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by sh2o | 2007-08-21 00:36 | Brasileira

倉地久美夫@GOK SOUND

ジスモンチ前夜、
倉地久美夫のライブを聴きにいける幸運。 素晴らしい 。

場所は吉祥寺のGOK SOUND。 吉祥寺自体久しぶりで、GOKも初めての場所。古ぼけたビルのブロック塀際の小道。前を歩く黒衣の女性の後をストーカー気分で続き入り、地下へ進入。

はて、普段は練習スタジオ会場だろう会場の後ろにてビールを飲んでいると、倉地さんがふらりと登場、煙草をぷかり。怪訝な表情の倉地さんと眼が合いご挨拶。そして記念撮影。嬉しゅうございますいい人だ~倉地さん☆

そうこうしているとSHOJIMA(G Vo)+弘中聡(Dr)の演奏が始まる。倉地さんがポツリと「こういうタイプのドラマー好きなんですよ」と言う。なるほどそんな感じだ。なかなか勢いと旋律を感じさせるドラマーでいい感じだ。この人はいいね。SHOJIMA自体はピンとこず。ドラマーの演奏にエコーのようにかぶさるアコギが心地よかったり…

お次は日比谷カタン
これは面白かった!いいいね。フレンチプログレ弾き語りって感じかな~。もっと歌詞の内容が明瞭に伝わるともっと気持ちいいんじゃないのかな。でもすごくいい!ファンになった!もっと聴きたい

そしてそして、会場ぎっしりになった頃、倉地久美夫の登場!
倉地久美夫石橋英子(P&Flute)+山本達久(Dr)
この3人でのトリオライブは初めてとの事。
ドラムの山本とは前日青山でライブをやっていたはずだ。
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演目は下記の通り。
観月祭
ゆっくりあるく
快楽マン
ベストカメラ
鉄塔
インスト(題名不明)
スーパーちとせ
30000粒ダム

「観月祭」。やっぱりいい曲だが、今日はどうもノリが悪い。
ステージ真横の出入り口の客の出入りが集中を欠く。
舞台上に草花の一輪、土の一掴みであればもっとちがったか。
「ゆっくりあるく」。妙にあっさり。
「快楽マン」。この曲は大好きだ。石橋のキーボードが効果的というかCDのアレンジを思い起こさせる。このあたりから気分もノリなじめた!!
「ベストカメラ」。CDヴァージョンではなく、ライブヴァージョン。こっちの方が断然いい!
「鉄塔」。石橋がフルートでSaxの旋律を奏でる。いい。これはいい。石橋は座ってフルートを吹いていたが、立ち上がって倉地と絡んでも面白かったのではないか?フルートの効果が実によかっただけに、もっともっとと欲張りになってしまう。
「インスト」。これはなかなか聴き応え十分!
「スーパーちとせ」。やっぱりいいね。ライブ映えするは、この曲は。山本の叩きすぎドラムには若干閉口ぎみだったのだが、この曲での演奏はちょうどいい感じだ。ラストは「30000粒ダム」。この曲大大好き大阪でのライブ、この曲で倉地にKOされた。また聴けて嬉しい!やっぱりいいな~。間奏あたりからも~いたたまれないほどヒートアップ。丁度いい感じになってきたのにこの曲で終わりなんてもったいなかった。石橋英子の参加も若干不完全燃焼。もっと倉地と石橋との派手な立ち回りが見たかった!
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これで倉地久美夫のライブは3回目なのだが、思うところあり。
今回の山本達久や長いつきあいの外山明など。この手の複雑骨折整体師系のドラマーは倉地の好みなのかもしれないが、耳に障るというか気になりすぎる部分も多い。ドラマーというより、もっともっと空間演出を多用したパーカッション奏者の方がいいんじゃないのかなと常々思うが、その辺はどうなのだろう?例えばヤヒロトモヒロなんてどうなんだろう。すごく倉地久美夫と合うように思うのだが…
にしても倉地さん歌詞忘れっぽいのかな?あのマイクに突き刺している(今回はテープ留め。でもすぐ落ちていた…笑)紙は歌詞カードだったのね。。。

GeGeGeGe Quartetは、この手は十分と思い会場をでる。
すると倉地さんにばったり。
「遠方からお越し」とのことで出口まで見送っていただく。
感激…のあまりうまく御礼が言えない。
とっても嬉しかったです倉地さん!!!

あ~楽しかった。
それにしてもかわいい人きれいな人、お客さんに多かったな☆
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by sh2o | 2007-08-20 10:22 | 倉地久美夫

UAKTI DVD

a0023718_17495644.jpgブラジルの創作楽器演奏集団UAKTIのDVD。
2006年9月17日ベロリゾンチでのライブ。会場のロビーで観客達が展示されている自転車のホイールガラガラを回している光景が映し出される。そして始まるUAKTIのライブ。Décio de Souza Ramosが回す自転車のホイールの下には2台のギター。そしてホイールガラガラ。Paulo Sérgio dos Santosのパイプ&ゴムの重低音おつまみ攻撃。ふ~む…最初はどうなることやら…って感じなのに徐々に音楽の形となっていく面白さ。水の落ちる音、ガラスの鍵盤、木の鍵盤、叩くパイプオルガン?その中でArtur Andrés Ribeiroのフルートの音が魔術のように囁き流れていく。ふわぁ~ぁぁぁ。なんか美味しいものを食べたときに似た感動。複雑?そうに見えてすごく素材の味わいが楽しめる、そんな料理。そうそう、料理もある意味魔力だもんね(by鉄鍋のジャン?笑)。淡々と進んでいくステージ。見慣れぬ楽器に驚きながらも、いつしか聴き惚れては去っていく音楽に敬意を覚える。すごいなUAKTIは。そして楽しんでいる大勢の観客!
おまけ映像に、観客達がステージ前なのか、ステージ上の楽器を触っている映像がある。大人も子供たちも「なんじゃこりゃ?!」な夏休み気分?羨ましいな。そして更にMarco Antônio Guimarãesによる楽器紹介コーナーでにやにや。UAKTIって創作楽器で現代音楽を演奏している難解なグループ?って思う人もいるかもしれないけど、こんな楽しい集団、音楽ってないよ。なんたってUAKTI=ブラジルの妖怪だからね!体中に穴が開いていて風が吹くと音が鳴る妖怪。笑っちゃう。そこら中にあるもの口につけてブーブー音をだして「うるさい!」ってお母さんに叩かれてる子供みたいなもんだ。そんな奴らさUAKTIって(本当に?笑)

夏休み、子供たちと見るといいんじゃないのかな~?
もちろん見た後は、みんなで楽器作り!
そんな夏休みも楽しんじゃない???
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by sh2o | 2007-08-16 19:07 | Brasileira

Léa Freire "Cartas Brasileiras"

a0023718_20114739.jpgこれは素晴らしい宝物のようなアルバム。
フルート奏者Léa Freire。今までにも彼女のアルバムを聴いてきた。Teco Cardosoの鋭さもToninho Carrasquieraの清澄さとも違う素敵な音色、流れるメロディ。と思いつつものめり込む事はできなかった。

このMaritacaレーベルからの新作アルバム"Cartas Brasileiras"も最初の聴きかじりでは、Nucleo Contemporaneoとかでお馴染みの爽快壮大なブラジリアン・インストゥルメンタルかな~と感じていた。実際このアルバムを買ったのもAndre MehmariGil Jardinの名前に惹かれたところが大きい(ごめんなさい)。しかし…これは「爽快壮大」なんてとんでもない思い違い。己の思い上がりが情けないやら腹がたつやら。いや、そんなことはどうでもいい。この音楽に浸らなくっちゃ。

Léa Freireの曲を、Teco Cardosoが監督演出。そしてマエストロGil Jardinが、66人のサンパウロのオーケストラミュージシャン達を指揮。Andre MehmariPaulo BellinatiMonica SalmasoLuca RaeleEdu Ribeiro…他にも大勢の超一流達によるピアノデュオ、クラリネットアンサンブル(Sujento a Guincho)。織り成す音楽はなんとも言葉がなく、上を仰いでは涙とため息が出る。LéaだけでもTecoだけでもGil Jardinだけでも成しえた音楽ではない。アルバムの曲たちは20年前に書かれていたもの("Neve Luas")からレコーディング6ヶ月前に書かれた曲("Espiral")もあるという。そんなLeaの人生ともいえる音楽と、さまざまな音楽家たちの息遣いとが溶け合った類まれな美しさ。

"Cartas Brasileiras"="Brasilian Letters"。アルバム内にあるMarcílio Godoiによる素晴らしいイラストカードを開いてみよう。大地に、海に、楽器を音楽と一体となった動物たち、鳥たち、虫たち。そこには、壮大とか荘厳とか爽快とかの言葉で言い表すことのできるものではない、素晴らしいものを感じることができる。

木漏れ日の向こうにはっきりと見える大空
海の中で感じる息を忘れる光と水の景色
草原の向こうに走るときはっきりとわかる風の大きさ


なにより音楽は世界の中にあって、自分自身もその中の一部だって感じることができる。

そう、ここにあるのは類まれな音楽
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by sh2o | 2007-08-15 20:20 | Brasileira

Andre Juarez "CANJA"

a0023718_1341121.jpgヴィブラフォン、マリンバ奏者Andre Juarezの新譜"CANJA"
今までのソロ演奏作品から趣向を変えてバンドによるMPB曲を演奏!ボサノヴァやショーロもMPBもなんでもこい状態。
"Desparada"でのJair Rodoriguesの声に「ほぉ!」っと意外な歓声を上げれば、お次はCaetano Velosoの"Luz do Sol"。そしてErnesto Nazarethの"Apanhei-te Cavaquinho"にて「やられた=」とひっくり返る。更に追い討ちかけるようにVilla-Lobosの"Trenzinho Caipira"になるほどさすが!と関心したかと思えば、Ze Kettiの"Mascara Negra"はスティールパンとストリングスも入り、昼のほろ酔い気分夢心地~♪最高だす!お次のGilberto Gilの"Expresso 2222"にはOsvaldinho do Acordeonも入りほろ酔い気分で軽やかに踊りだしそう~。転がるマリンバの音にのど元ゴロゴロ鳴らせて抱きしめちゃうって感じ。お次のCarlos Lyraの"Minha Namorada"は、火照った体に休憩いれる冷たいシャワーかドリンクか。
ご馳走さんです、Andre Juarezさん。とっても楽しめた~。
また来ておくれやす!!!
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by sh2o | 2007-08-15 13:42 | Brasileira