Musica Argentina Brasileira All Frontiers


by sh2o

Andrea Alvarez "DORMIS?"

a0023718_18331324.gifパーカッション奏者Andrea Alvarezの新作DORMIS?。マッテマシタ!!
Andrea Alvarez(voz,bateria y percusion)、Mauro Quintero(guittara)、Franco Fontanarrosa(bajo)というトリオ編成による新作。ゲストはなし!編成どおりに前作よりもシンプルなサウンド。ジャケ写の裸は伊達じゃない。それはサウンドだけじゃなくただシンプルな「女」ではなく「私自身」という単純かつ困難な表現。それをトリオによる桁違いに破壊力ある「HARD ROCK」サウンドで、「カッコイイ」という叫びをも呼び込むのだから、その実力もカリスマも本物だ。
ギターのMauro QuinteroもベースのFranco Fontanarrosaも最高だ。確かにこれはBlack Sabathだよ!オジ・オズボーンのヴォーカルって中性的だものね。重く引きずりながらも、そこはハードコアやグランジを通り過ぎた現代。跳ね上がるノイズ、刻み込まれる沈黙。すげ~ぜ。このアルバム…。。
前作にあった曖昧なPOPSフィーリングやパーカッション奏者としてのパフォーマンスは姿を消し、「Andrea Alvarez」そして「ROCK」という表現だけがここにある。その姿にKill Billを重ねるのはいけないことだろうか。"Por que no hay agua para mi?"なんて挿入歌にもってこい。布袋寅泰との共演希望。

このカッコヨサがわからない奴は「寝てんのか?」という訳だ、このタイトルは。
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# by sh2o | 2006-07-09 18:36 | Argentina

LUZ DE AGUA

a0023718_13242793.jpg大好きなピアニストCarlos Aguirreが監修を勤めるレーベルSHAGANA MEDRAより、まさしくアルバムタイトルどおりの「水の輝き」のような静謐な輝きをもつアルバム。
Juan L.Ortizという生誕110年を迎えた詩人の詩に、ピアニストSebastián Macchiが曲をつけたアルバム。演奏はSebastián Macchi (piano y voz)、Claudio Bolzani(voz y guitarras)、Fernando Silva(contrabajo violoncello y berimbao)という若手ミュージシャンによるトリオ。パーカッション、キーボードでゲストが参加している。
Sebastiánは最近のSilvia Iriondoのツアーに参加しているどうやらCarlos Aguirreの弟子?継承者という位置付けか。ベースのFernandoはCarlos AguirreのバンドのメンバーでCarlos Aguirreの片腕という存在。ギターのClaudioはRosarioに本拠をもつJAZZレーベルBlue ArtよりアルバムとリリースしているRUMBLE FISHというバンドのメンバーだ。
シンプルだが奥行きのある演奏。Carlos Aguirreの声に似たClaudioの声がまっすぐに地に立っている。まるでCarlos Aguirreのアルバムを聴いているかと思った。しかしやはりそこにはより現代的な透明感が存在する。Sebastiánがヴォーカルをとる"Fui Al Rio"は、降り立つ星の輝きと緩やかな川の流れが交じり合う心地よい静謐さに満ち溢れている、見事な演奏。ちなみに"Fui Al Rio"はLiliana Hereloもアルバムに取り上げている。
どの曲も緩やかな時間の流れの中に大切に育まれた温かさを受け継ぎながらも、現代的な研ぎ澄まされた空気が流れている。「MODERN」とはこういうことか。。

また本作をリリースしたSHAGRADA MEDRAは注目のレーベル。Carlos Aguirreのリーダー作2枚にJorge Fandermoleのアルバムは現在のアルゼンチンの一つの側面を代表するアルバム!と言いたいほどなのに非常に目立たない扱いだ…。他にもCoqui OrtizやSERIE Musica argentina para guitarraなど全部聴いて見たい作品ばかりだ!
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# by sh2o | 2006-07-09 14:29 | Argentina

Lulacruza "Do Pretty!"

a0023718_15455761.jpgコロンビア出身のシンガーAlejandra OrtizがLuis Mauretteとともにオークランド、ボゴタ、ブエノスアイレス、そして江ノ島でのフィールドレコーディングの音源を盛り込みながらつくりあげたミスティックな世界。
AlejandraはNYCで活躍するギタリスト塚本浩哉のバンドINTEROCEANICOのメンバーとして2004年に来日もしている。江ノ島のフィールドレコーディングはその時のものだろう。彼女の自然体の肉感的な声が大好きだ。繊細な中に感じる太陽のように暖かいエロティックさがなんともいえない心地よさを残す。
Alejandraから届いたこの1枚のアルバム。大切にしたい。
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# by sh2o | 2006-07-01 15:56 | All Frontiers
a0023718_14503327.jpghitmeことヤマカミヒトミ。miggyこと宮嶋みぎわ。 この二人によるhitme & miggyの素敵なアルバム。
1ヶ月くらい前だったかなCDBABYで買ったのは。それ以来、意識せずにふら~っと聴きたくなるCD。hitmeのサックス、フルート、ピアニカはSaigenjiのライブのときに初めて聴いたのだけど、Saigenjiよりも断然気に入ったのを今で強く覚えている。

ピアノのmiggyの自宅で録音されたというこのアルバム。本人たちも言っているが非常にリラックスした「日常」よいうよりも「自然」な音がする。こんなに素敵なサックスを聴いたのはPeter Epsteinのサックスを聴いて以来にのこと。もちろんhitmeのサックスの音色がPeter Epsteinに似ているということではない。「自然」に演奏するという姿勢が似ているのだろう。
miggyのピアノはジスモンチのように景色が広がっていくような鳥の羽ばたきを感じさせる。それも鳥のさえずりが聴こえるようなホームレコーディングだったからかな?

とっても素敵な音楽があるよ、このアルバムには。今はライブ会場や一部店舗、そしてCDBABYでの取り扱いだけみたいですが、近々もっと求めやすくなるよう。是非そうあったほしいな!!!
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# by sh2o | 2006-06-07 15:04 | All Frontiers

Sofia Koutsovitis "OJALA"

a0023718_21483030.jpgブエノスアイレス出身のシンガーSofia Koutsovitisのデビューアルバム。
故郷ブエノスでは9歳で合唱団の一員としてコロン劇場の舞台にたち、その後Coro Nacional de Jóvenes (National Youth Choir of Argentina)の一員となり世界中をツアーして回ったという恵まれた環境で育まれた早熟のシンガーSofia。その後米国に渡りNew England Conservatoryで学んだ。自作の曲とともに、Raul Carnota、Eduardo Falu、Cuchi Leguizamonらのアルゼンチンの作曲家たち。そしてPaulinho Da Violaの曲など、南米のリズムを生かしたJAZZヴォーカル。スタイルとしてはMili BermejoやKate Mcgarryに似ているかな。声の質もそんな感じ。1曲目のSilvia Rodoriguezの曲"OJALA"がとくにいい。
バックの演奏はホーンを主体に置いたアレンジ。Sofiaの参加しているPablo MayorのバンドFolklore UrbanoよりももっとJAZZよりの演奏かな。
大きな瞳がとっても印象的なSofia。どうか、I wish、Ojala、より大きくその才能が開花しますように!
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# by sh2o | 2006-05-31 21:48

Daniela Spalla "desvelo"

a0023718_21481783.jpgアルゼンチンはコルドバ出身のシンガーDaniela Spallaの1stアルバム。
全編英詩。クルセイダーズ、スーパートランプ、スティービー・ワンダー、レノン&マッカートニーに並びHugo Fattorusoの曲。そしてSpinettaの在米時代の曲"Children of the bells"。これが最高!DanielaのボーカルはJAZZというよりもジョニ・ミッチェルやカーリー・サイモンのようなポップスフィーリングを感じる歌い方。それが返って「勉強しました!」という硬さをなくし、彼女の自由な感情を感じることが出来て、デビュー作という緊張や気負いを和らげている。
バックの面子もベテラン、名手ぞろい。Osvaldo Fattoruso、元Madre Atomicaのリズム隊Jota MorelliとGuillermo Vadala。Lito Nebbiaのバックを勤めたJuan Carlos Ingaramo。自らもリーダー作を数枚だしているコルドバのギタリストEnrique Aiello。そしてGonzalo Aloras。GonzaloはGuillermo Vadalaと一緒にFito Paezのバンドで活動していたギタリスト。すげ~面子。どうなってんの?!。"Children of the bells"でのGonzaloのギターソロは最高にクール!クルセイダーズかスティーリーダンかって感じ。悶えます!
にしてもDanielaはいい!彼女のHPもかっこいいっす。今年のいろんなシチュエーションでこのアルバムは使えそう。堪能させていただきます。
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# by sh2o | 2006-05-28 21:48 | Argentina

Joana Machado "CRUde"

a0023718_865260.jpg美人!
以前紹介したSara Serpaと同じくポルトガル出身のJAZZシンガーJoana Machado
Saraとは違いオーソドックスなシンガー。
1曲目は"Round Midnight"そしてJobimの"Ana Luiza"とポルトガルのミュージシャンをバックにしっとりと歌う。Bioにも書かれているがLuciana Souzaを思わせるやわらかく胸に暖かい歌声だ。3曲目のギタリストAfonso Paisのオリジナル"Roda Dentada"の出だしのスキャットなど「お~Luciana Souzaじゃん!」という気持ちがグッと込みあげる。しかしそれはJoanaの個性がまだはっきりと見えていない証でもある。5曲目はHermeto Pacoalの"Ginga Carioca"。う~ん…これは消化不良というかな…。
才能は感じるけど、まだまだこれからという感じ。
ポルトガルのレーベルTONE OF A PITCHよりのリリース。けっこう面白そうなレーベルです。
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# by sh2o | 2006-05-01 08:06 | All Frontiers

compilation

a0023718_1615933.jpgLito VitaleのコンピレーションCDRを作ってみた。
Cuarteto編と、Solo他編。
最近のQuintetoものは敢えてはずした。
かなり熱中して選曲!ついでにジャケットまで自作…
そしてあらためて「Lito、いいな~」と実感!

"Lito Vitale Cuarteto"
Estas entre nosotros *
Ese amigo del alma *
Recuerdas en mi bemol *
Estar vivo hoy *
El discreto encanto de ser porteno **
La vida entera juntos **
Basta de fingir ***
Los duenos del sol ***
Dias de hogar ****
Los cambios necesarios ****
Una nueva vida ****

*=Ese amigo del alma
**=La senda infinita
***=Viento Sur
****=La cruz de l sol



"Musica de abril" (Solo他)
Para sonar y resposar (Musica para sonar y reposar 3)
Reuerdos del barrio (Musica para sonar y reposar 3)
Ese amigo del alma (en el Eden)
Xeito novo (en el Eden)
Causa Comun (Mas alla del mar)
Loco por vos (Mas alla del mar)
Sin testiogos (Mas alla del mar)
Amanece la esperanza (Mas alla de mar)
Nacen pueblos y ciudades (Mas alla de mar)
Zamba del laurel (Cuando el rio suena)
Cuanto el rio suena (Cuando el rio suena)
De regreso, urgente (Cuando el rio suena)
Para la pete chochi (Cuando el rio suena)
Tudo a Pulmpn (Musica para sonar y reposar 1)
Cancion de pinar (Musica para sonar y reposar 1)
Recuerdos e mi bomel ( Desde casa)
Ese amigo del alma (Desde casa)
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# by sh2o | 2006-04-18 16:18 | Argentina

Sara Serpa Quintet

a0023718_2017468.jpgポルトガルはリスボン出身、バークリーに学んだヴォーカリストSara Serpaの1stアルバム。
ジャケットに一目ぼれ。内容も素晴らしい。言うことなしのデビュー盤。スキャットメインでしっとりとハラハラと舞う桜の花びらのように可愛くて華麗なSaraの声。Luciana SouzaのヴォーカルをHerneto Pascoalのアルバム"Festa dos Deuses"で初めて聴いた時の喜びがここにある。Itibere Orquestraに参加しているBeth Dauと双璧か?
Saraは作曲もしており、これがいかにもNYCらしいというか、Maria Schneiderを思わせる豊かで鮮やかな才能を感じさせる。
参加ミュージシャンの中では、同じくポルトガル出身のギタリストAndré MatosがBen Monderを思わせるギターでいい感触。SaxのJorge Reisはどこかで見た名前だけど誰だったかな?Jorgeもポルトガルでリーダーアルバムを1枚リリースしている。
NYCで花開くポルトガルJAZZ。満開になって欲しい。Saraという魅力溢れるシンガー&コンポーザーとともに。
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# by sh2o | 2006-04-14 20:17 | All Frontiers

Augusto Mattoso "REFLECTIONS"

a0023718_21333685.jpgギタリストDalmo C,MotaのグループTRIADEから気になっていたベーシストAugusto Mattoso。その後GismotiのレーベルCARMOからリリースされピアニストDelia Fischerのアルバムにも参加していたり、その足跡消息がもっとも気になるミュージシャンだった。
そしてついにベース工房の主人Paulo GomesのもとよりAugustoのリーダーアルバムの登場!
1曲目からAugustoの趣向全開。Eberhard Weberの曲"Colours of Chloe"。ピアニストItamar Assiereが「ん?ジスモンチ??」みたいな演奏。AugustoはZeca AssumpcaoかJaques Morrelenbaumか、その両方を併せ持つ奏者。そう理解できたAugustoの演奏とセンスに釘付け。さらにAndre Ernest Diasのフルートが心の角を丁寧に取り去っていく。ドラムスはTRIADEからの相棒Luiz Sobral。TRIADEの時から感じていたけど、AugusutoとLuizの二人は今後ブラジルを代表する顔合わせとなっていくだろう。
2曲目はタイトル曲。Carlos Maltaがゲスト参加だ。GismontiとPascoalを合わせたようなブラジルインストファンなら涎と涙がでそうな曲。でもLuizのドラムスが異彩を放っている。なんなんだこの存在感。そういえばTRIADEはCarlos Maltaのアルバム"PIMENTA"にも参加していた。
5曲目はDalmo C.Motaの曲"Era Sorriu"。でも何故かDalmoは不参加。次の6曲目Augustoの"Sky Dance"でDalmoのギターが登場。Augustoの枝を反り返らせ肌にむちうつようなしなやかで伸びやかで幹と根っこを感じさせるベース。その後を追う羽音のようなLuizのドラムス。Dalmoの12弦ギターは光の反射。そうREFLECTIONS。Itamarのピアノが陰影と奥行きを形作る。
もうここは例えようの無い心の奥底の音楽舞台。もう何年も前に彼らの音楽と出会い、そして今ここでこんな形でめぐり合えた感激に、音楽を聴き続けることの幸せと、彼らと出会えたことの意味を知る。

ただ今 ここにある 出会うことになっていた 音楽が たった今 ここに。
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# by sh2o | 2006-04-03 21:35 | Brasileira

NEOS "Mackerel Sky"

a0023718_2131127.jpgIke SturmそしてTed Poor参加作として知ったグループNEOSアルバム。でも試聴してびっくり!これはかっこいい~!!
リーダーはオルガン奏者Matt Curlee。メンバーはIkeとTedのほかに、ヴァイオリン奏者のCourtney Orlando。ヴィブラフォン奏者Ian Fly。Eastman School of Musicで知り合ったメンバーたちだ。ヴィブラフォン奏者は現在はLalo Friedmanにメンバーチェンジしたようだ。CourtneyとLaloの美女二人のフロント!最高!!
それはともかくかっこいいのよ。Tedのタイトに締め付けピンポイントに突きあげるリズムをバックに、Courtneyのヴァイオリンが歓喜の雫を響かせる。Mattのオルガンは目立たないのだけれど、ふっと気付くとそこにある美しさのように、自然な感動を呼び起こす。
音としてはSkyあたりの音を思い出したが、呼び起こされる熱い感度はその比ではない。なにより「若さ」という力をひしひしと感じる。それも自分が年をとりつつある証拠だろうか?

Laloは新譜である2ndアルバムがでているようだし、ヴァイオリンのCourtneyは非常に気になる存在だ。このNEOSのメンバー。これから注目していきたい。
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# by sh2o | 2006-04-02 21:32 | All Frontiers

Ike Sturm "SPIRIT"

a0023718_20351328.jpg実際このベーシストIke Sturmのアルバムを手に入れたのはいつのことだっただろうか?1年前?それより前ではないだろう。手に入れて以来CDラック前面に飾られていたこのアルバム。しかし聴くことはあまりなかった。何故かはわからない。CDをいろいろと処分しようと、このアルバムも改めて聴きなおす。はっと目が覚めた。耳が喜んだ。この時を待っていたんだと気付く瞬間が僕と音楽のすべて。
このアルバムについてハッとしたことがもう一つ。ドラマーのTed Poor。Ben Monderの新譜"OCEANA"で衝撃的な演奏をぶち抜いていたドラマーだ。ここにいたんだ!そうしたらこれ参加のグループのアルバムを1枚発見。そしてTed自身のアルバムをも発見。当然即効注文したよ。こういう出会いのために、僕は音楽を聴いている。
ただ素晴らしい音楽を聴くだけならライブラリーに、または一日中ネットにしがみついていればいい。でも僕はこうしてTedに出会った。彼とはいつかどこかで会うことだろう。こう信じることが音楽を愛することの喜びなんだと気付かせてくれたこのアルバム。
二度と手放そうとすることはない。いつも僕の心の表紙の一枚であろう"SPIRIT"。

あ。もちろん内容も素晴らしいです。Maria Schneiderの影響を色濃く感じさせながら、北欧JAZZ的な透明感、若きミュージシャン達のの青き緑と嬰児の香り。Ikeの妻Misty Annのソプラノヴォイスがとくにいい。彼のHPではMariaがそしてJohn Hollenbeckがコメントを寄せている。そう。そういう音楽だよ。

Tedのアルバムについてはまた後ほど。。。
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# by sh2o | 2006-03-15 20:36 | All Frontiers
a0023718_11395994.jpgコロンビア出身でNYCで活動するハープ奏者Edmar Castanedaの1stアルバム。
Marta Topferovaのアルバム"la marea"でのEdmarの美しくも壮絶なハープの演奏は正に初体験の衝撃だった。そしてこの1stアルバムでその衝撃は確かな感動となって全身を包む。
これはハープまたはアルパなのか?ギターでありカリンバでありクアトロであり琴でありハープシコードのようでもあり…それは神の与えしEdmarという指先から弾き出される音楽。震える唇は彼の音楽によってはもたらされる心の落ち着き先を見いだす安堵に満ちた快感であり、揺れる体は彼の音楽に浸される行き場の無い情熱。
Paquito D'riveraの参加が話題なのだろうがそれすらどうでもいいEdmarの存在感。もう「なんなのだろう?」と疑問を掠めたたとしても一瞬のこと。NYC、コロンビア、アフリカ、ブラジル、アルゼンチン、イベリア、アフリカ。それらを繋げる遥か空からの階段を駆け下りまた駆け上がっていくようなEdmarの足音をひたすらに追いかけることが僕たちの使命。ふと流れる涙さえ細かい振動に満ちているのに気付く時、それは本物の才能に出会えたときの喜びを感じるときでもある。
ただ一つの不満はMarta Topferovaのアルバムに参加していたフレンチホルン奏者Chris Komerの不参加。ChrisのフレンチホルンとEdmarのアルパでAutumn Leaves聴きたかったな。残念。

神の与えし指先が空をかき鳴らす。その時僕たちの心は何故か一つに結われる。
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# by sh2o | 2006-03-05 11:40 | All Frontiers
a0023718_176823.jpgJuan Cruz De Urquizaのトランペットには深い悲しみを感じる。
何故だろう。しかしそれが彼のトランペットに他には無い何かを感じ惹かれる要因。
アルゼンチンJAZZメンによるスーパーバンドといってもいいQuinteto Urbanoのリーダーであり、アルゼンチンJAZZを代表するミュージシャンといっていいだろ。彼のトランペットを最初に聴いたのはGuillermo Kleinの"Los GauchosⅡ"だった。Luciana Souza参加ということで手にしたCDだったがJuanのトランペットに正に「ハートに一撃」されたのを思い出す。そんなJuanのトランぺットを満喫できる、Juanの1stソロアルバムがSI JAZZよりリリースされた。Daniel "Pipi" Piazzollaのドラムスが平穏なJAZZにさせない豪胆さを生み出すとともに、芯の強固なJuanのトランペットに絡む火花散る様相は剣豪の立ち回りをみているようだ。しかし影の主役はギターのMiguel Tarziaだ。恐らくバークリー帰りと思われるオーソドックスで堅実なJAZZギタープレイの裏側にどこか変態性を感じさせる演奏はWolfgang Muthspielを思い起こさせる。
深夜に聴くのは危険を覚悟すべし。火花を散らしたくなる開放感。
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# by sh2o | 2006-02-26 17:06

Sebastian Escofet "PATAGONICA"


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Sebastian Escofetの通算何作目?いやそんなことはどうでもいい。
5年前に一本の電話からすべてが始まったパタゴニアとフエゴ島(Usuahia?)をテーマにしたこのアルバム"Suite Patagonica"。今は絶えてしまったウシュアイアのインディオLula Kiepjaの歌声や、過去のフィールドレコーディングの音。ユパンキ。バッハ「フーガの技法」の断片。それらを身に纏ながら、極限の光と影と、空と風とが、きらびやかに氷の壁面に、朧げに大地の隙間に、流れては遠吠え、響いては消え去る。どうやら共にパタゴニアを旅したFernando ZuberとCarlos Martinez Cazasの映像作品"Solitude at the end of the World"の音楽として作られたもののようだ。Santiago Vazquez(Raamon)やEzequiel Borraも参加。そしてChango Spasiukの参加が目を引く。

語ることのいらない。ただ身を任せたい音楽。
for a dream that changed our lives
ただそれだけ。

変わったもの 変わらないもの
かけがえのないもの かけちがえてしまったもの
流されたもの 流れてきたもの

何処へ行くのか 何処へ向かうのか
Sebastian Escofetのギターが静かに語るリフレイン。。。
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# by sh2o | 2006-01-29 16:41 | Argentina

Bobby Mcferrin "Live In Montreal"

a0023718_11422889.jpg昨年末にリリースされた
Bobby Mcferrin "Live In Montreal"(DVD)
に、Joraneが1曲ゲスト参加しています。
2003年モントリオールでのライブです。

Joraneは2006年は自宅でプライベート・ライフをゆっくりとすごし、作曲等の活動に専念したいとのこと。新譜にも期待したいが、ライブCDも出したことだし、ライブDVDも出さないかな~?!

Jorane自身のライブDVDが見たい~!愛・地球博での感動を再び~!!
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# by sh2o | 2006-01-26 20:42 | Jorane

GNOMUS "28 août 2005 "

a0023718_17345010.jpgフィンランドのプログレグループGnomusのライブCDR。2005年8月28日にフランス・ナントで行われたフェスティバルでの録音。

GnomusはFiasko Recordsよりスタジオ盤(といっても一発録り)をこれまで2枚リリース。リーダーでギタリストのEsa OttonenはFiasko Recordsのオーナーでもあり、Charles Mingusのコレクターとしても有名なようだ。キーボードのKari Ikonenは、欧州や米国で様々なJAZZ作曲コンクールで受賞しており、またFiasko Recordsよりリーダー作"Karikko"を発表している。ドラムスのMika Kallioは、フィンランドを代表するJazzピアニストSamuli Mikkonenのバンドを始め様々なバンドに参加しており、フィンランドのTOPドラマーだと言ってもいいだろう。Fiasko Recordsの作品の殆どにも参加している。

個人的にはGnomusはプログレというよりノルウェーのSupersilentの音楽性に近いんじゃないかなと感じており、このライブ盤でも過激なインプロなのか作曲なのか判別不明な音響を発している。Kariのキーボードがとくにすごい。異様なヴォイスの雄たけびを発しながら、ノイズぎりぎりの音響波を出現させる。Esaは恐らく愛器の日本産ストラトのとぼけた音で、ベースプレーヤーのような感覚の演奏を繰り広げる。ドラムスのMikaはただただ圧巻!畳み掛ける重戦車。一人電撃作戦だね、これは。全3曲でそれぞれ演奏時間を表す"19h04 - 19h52","19h53 - 20h14","20h16 - 20h23"という曲名のシンプルさも、どこかSupersilentっぽい、かな?フィンランドのぐたぐたアシッド・フォークに、北欧エレクトロニカ風味を加え、超絶シャープなドラミングで仕上げたって感じのアルバム。

限定100枚(ちなみにシリアル29/100でした)。売り切れ後はサイトからのダウンロードのみとなるらしい。こちらで購入可。またGnomusの2ndアルバム"Ⅱ"はこちらでも買えます。

EsaとKariはJAZZビッグバンドや弦楽団への作曲なども精力的に行っており、そちらの音も是非聴いてみたい。とくにKariは本当に才能豊かなミュージシャン・ピアニストで、これからがすごく楽しみ!Fiasko Recordsから発売されているKari参加のAHAVAのアルバムも是非聴いてみて!

ともかく、新年挨拶代わりにこのCDを送ってくれたEsaとKariに感謝!ありがとう!!
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# by sh2o | 2006-01-23 20:48 | All Frontiers
a0023718_1822395.jpgアルゼンチンのJAZZ/FUSIONレーベルMDR RECORDSが熱い!
Alejandro Franov"melodia"を皮切りに「en piano」というピアノシリーズがリリースされたが、このLeo Bernstein "Tracción a Sangre"はその中の1枚。
これがね…ビックリ!すごい素晴らしい!!Lito Vitaleの壮大メロディ&キーボード&コーラスに、ANACRUSAのJose Luis Castiñeira de Diosのタンゴ・フォルクローレセンスを掛け合わせたら…こんなのが出来ちゃいました~って音!ちょっと言い過ぎ?ついでにManolo Juarezのお言葉まで寄せられてい。
バンドネオンにWalter Rios、ギターにSergio Liszewski(アルゼンチンFusionの黒幕)とErnesto Dmitruk。涎がでますな~。ドラムJose Luis ColzaniはErnestoのバンドのドラマー。ベースのAlan BallanはANACRUSAのメンバーだ!うむむ。
主人公のLeoは過去に "Imágenes" というアルバムを発表している他、Ernestoの最新アルバム"POR LA NOCHE "に参加している以外は、主だった活動はないようだ。まぁそんなこと関係なく、このアルバムはANACRUSAからM.I.A=Lito Vitaleに伝えられてきたアルゼンチンJAZZ/Fusionの正統的スタイル?の最先端モデルだ!10曲目なんかLitoの曲にSusana Lagoが参加したみたい!!!

胸をガバっと開けて、しびれる気持ちを空に触れさせたい。そんなアルバム!
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# by sh2o | 2006-01-21 18:22 | Argentina

Imaginary South

アルゼンチンより魅力的な2枚のCD。ともにフォルクローレを礎にシンプルでナチュラルな感性が光の海に漂う素敵な音楽。そしてそれはINTEROCEANICOの二人のコロンビア人ヴォーカリストMarta GomezとAlejandra Ortizを思い起こした。

a0023718_1531360.jpgMaria Elia/Diego Penelas "ATAJO"
ヴォーカルのMariaとピアノ/ギターのDiegoのデュオ。アルバムにCarlos Aguirreから献辞が寄せられており、MariaはSilvia Iriondoに師事したこともあるいうから、それだけでこのアルバムの素晴らしさはわかる!そして僕好み!!SilviaやCarlosよりもより現代的・POPSフィーリングのある音楽だが、それはジャケットのオブジェのように最先端というよりも、三丁目の夕日的な懐古的近過去を思い起こさせる。Mariaの声はMarta Gomezを思い起こす優しくしなやかな声。その中に一瞬強い熱い血の濃さを感じさせる。それは土っぽくもありザラザラした感触も有り、一種の魔性のような感覚。その辺りがSilvia Iriodoの影響なのかな?Diegoのセンスのいい演奏にも引き込まれる。これは掘り出し物。素敵な春風に一足早く包み込まれたかのようなシフォンの幸せ。

a0023718_1583012.jpgInés Bayala Trio "DOÑA INES"
Maria EliaがMarta GoezならInez BayalaはAlejandra Ortizだ。元Lito Vitale Quinteto(というよりErnesto Snajerの相棒?)のベーシストGuido Martínez とパーカッションの Juanjo “el chaqueño” Martínez(Guidoと兄弟か)のサポートを得て、Inezが気持ちよくアコギを弾き歌う。何か本当に2004年12月に大阪で聴いたInteroceanicoのライブのようでビックリと感慨も一入。だから何となくアルゼンチンというよりボレロを聴いているみたいだ。そう、Inezの声は手をやさしく撫でられているように甘い。10曲目はBeto Calettiとの共だが全然Betoのイメージではない曲が面白い。InezはギタリストMarcelo Devriesと一緒にTATACURAというプロジェクトをやっておりそちらにはRaúl Carnota, Mono Izarrualdeらが参加している。これも興味深い。

同時にこの2枚で出会えたことは、単なる偶然じゃないような気がする。

そしてこの記事が、このブログの200本目の記事。。うん。これも運命?!
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# by sh2o | 2006-01-21 16:19 | Argentina

Estamos Felices

今、気になっているアルゼンチンのレーベルEstamos Felices

a0023718_13382487.jpga0023718_13383360.jpgJaime sin tierra
"Autochocador"

Jackson Souvenir
"Pista cero"



a0023718_13385035.jpga0023718_13385991.jpgSiro Bercetche
"Música simple para gente complicada"

Juan Stewart
"El silencio de las cosas"



Estamos FelicesはJaime sin tierraのメンバーJuan Stewartが主催者なのだろうか?アルゼンチン音響アンビエントポストロックといった趣の作品をリリースしている。中でもSiro Bercetcheのアルバムが面白い。Siroは現在24歳。 Agustín Pereyra Lucenaに師事したという。Florencia Ruizとも同じステージに立ったことがある。弾き語りメインだが、アルゼンチンらしい透明な螺旋を感じさせる。注目!
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# by sh2o | 2006-01-14 13:22 | Argentina
a0023718_9352376.jpgSergio Assad : 兄
Odair Assad : 弟
Jorge Assad : 父
Angelina Assad : 母
Badi Assad : 妹
Clarice Assad : Sergio娘
Carolina Assad : Odair娘
Rodrigo Assad : Sergio息子

いや~すごいAssad一族! アルバムの内容もすんごぉぃい!!
1曲目Edu Loboの"Casa Forte"でもうやられた!いきなりAssadルーツのアラブっぽい雰囲気の出だし。ClariceとCarolinaのスキャット。あ~もうどうしたらいいんだろう!風を切る速度を体が欲する。続く2曲目のPaulo bellinatiの"Baiao De Gude"のSergio&Odairの蕩ける指技に息ができないほど熱くなる。Gismontiを挟み4曲目でBadiの登場。独特のムードを堪能。6曲目はClariceの曲。まるでピアノを弾くMaria Joaoっぽい。Lenine、そしてまたClariceのソロに酔ったあと、Assad父母の登場!Cartolaの"As Rosas Não Falam"、Jacob do Bandolim"Doce de Côco"、Pixinguinha"ROSA"そしてその後は優雅で希望に満ちた"Medley of Samba"!もうこれはAssad Family Magic!

この上のない贅沢な家族によるプライベートコンサートに招かれた気分。もう年末年始は終ってしまったけど、大切な人たちとの集いにピッタリの音楽だと思うな。
DVDもでるのかしらん?超期待&希望!!!

全ブラジル音楽ファンの皆様
ギター好きの皆々様
これぞ必聴ですヨン。
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# by sh2o | 2006-01-14 10:21 | Brasileira

Andres Ruiz "AMULETO" 上陸!

a0023718_822283.jpgAndrés Ruiz "AMULETO"が日本本格上陸です!
つい先日、Florenciaから「15枚売れたよ!」との喜びの報告をもらいましたが、ついについに日本本格上陸=中南米音楽さんに入荷いたしました!!!

Florenciaの"CORRER"、Andrésの"AMULETO"を皆様よろしくお願いします!
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# by sh2o | 2006-01-13 08:02 | Argentina